朝から鏡を覗くと、今までなかったところにシミが!なんてことはありませんか?シミは、昨日たくさん紫外線を受けたから今日できるというようなものではなく、長い時間をかけて肌の中でメラニン色素が沈着し、それが肌表面に表れるものなのです。
ですから、シミのない肌を目指すには、メラニン色素の原因となる紫外線対策と同時に、肌内部のメラニン色素の生成、沈着を防ぐための美白ケアを続けることが必要になってきます。
今回は、美白に効果を発揮する美白美溶液の選び方と正しい使い方、そして代表的な成分であるビタミンC誘導体についてお伝えしていきます。
始めに取り入れるべきおすすめアイテムは美容液
「美白」と言ったら、やはり美容液が思い浮かびますね。美容液は化粧水や乳液に比べて凝縮された成分が配合されているので、それだけ効果が期待できます。
それで、毎日のケアに、ご自分に合う美白成分が配合された美容液をプラスされることをおすすめします。
美容液で、集中美白ケア
一言で「美白」と言っても、目的や肌の状態によって使える成分が変わってきますので、まずは美白成分の特徴を知ることが大切です。
できたシミを薄くしたいのなら、ビタミンC誘導体やハイドロキノンが適しています。但し、高濃度のハイドロキノンは白斑などの副作用が出る可能性がありますので、美容皮膚科で処方してもらった方が安心です。
敏感肌や乾燥肌で美白もしたい場合には保湿効果もあるプラセンタエキスがおすすめです。
美白化粧品にできること
「美白」と言うと、「肌の色を白くする」というイメージがありますが、化粧品に使われている「美白」の意味はそうではありません。薬事法で認められる「美白」とは、「メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ」または「日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」という表現に限られています。
ですから、美白化粧品にできることは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防することであって、肌の色を白くすることやシミをすぐに消すといった効果はあまり期待できません。
美白美容液の選び方
美白美容液を選ぶときには、もちろん美白成分が配合されているものを選ばれると思いますが、その配合量をチェックすることが大切です。パッケージなどにある成分表示はだいたい配合量の多い順に書かれています。
また美白美容液は使い続けることで効果を発揮するものですから、続けられる価格と自分が気持ちよいと感じるテクスチャーや香りであることも大切です。
美白美容液の正しい使い方
せっかくの美白化粧品の効果を最大に発揮するためには、正しい使い方を身につけることが重要です。
① 顔全体に使う
もったいないからと、できたシミの上だけにつける方がおられますが、これでは意味がありません。お肌のターンオーバーを促してシミを薄くしていくものですから、顔全体に使いましょう。
② 使う順番・使用量を守る
美白化粧水は化粧水の後につけます。保湿の美容液を使う場合はその後、そして最後に乳液またはクリームをつけます。
使用量は使用説明書に書いてある量を守りましょう。高価なものだからとけちってつけては何の意味もありませんし、たくさんつけたからといって、効果が早く出るるわけでもありません。
適量を数回に分けて優しくつけ、ハンドプレスで肌にしっかりとなじませましょう。
③ 血行を改善して成分の吸収力を上げる
血行を改善すると有効成分が肌にぐんぐん吸収されて、美白効果が高まります。簡単な方法として蒸しタオル美容法があります。
やり方は、水に浸したフェイスタオルを固く絞り、電子レンジで1分ほど過熱します。それを顔に当て、タオルが冷めてきたら外します。
美白サプリメントの併用もおすすめです
美白サプリメントにはメラニンの生成を抑える成分が配合されていますので、美容液と併用して、美白サプリメントで内側に成分を摂り入れるのもおすすめです。
エラグ酸やビタミンE、ビタミンC βカロテンL-システインなど、抗酸化作用やターンオーバーを促す成分が配合されています。
美肌に効果的?ビタミンC誘導体って何?
ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを人工的に改良し、肌に吸収しやすくしたものです。
ビタミンCは抗酸化作用を促し、メラニン色素の生成を抑える力があるのですが、成分が壊れやすいので、そのまま化粧品に使っても、その力を発揮することができません。それでビタミンCの力はそのままに、成分を安定させたビタミンC誘導体が開発されました。
ビタミンC誘導体にはメラニン色素の生成を促成しシミ・そばかすといった色素沈着を防ぐ美白効果だけではなく、ニキビ予防やコラーゲン生成を促し、肌のハリと弾力を維持するアンチエイジング効果もあります。
ビタミンC誘導体のデメリットと濃度について
すばらしい効果を発揮するビタミンC誘導体ですが、肌への刺激が強いので敏感肌の人は気をつけましょう。濃度が高いとさらに刺激を増すので、濃度をチェックしておきましょう。
また乾燥しやすいというデメリットもあります。
ビタミンC誘導体配合化粧水&美容液の選び方のポイント
ビタミンC誘導体には水溶性、油溶性、両性という3つのタイプがあります。その中で浸透力が高いのは両性、次に水溶性なのでそちらを選びましょう。但しそれだけ刺激も強いので、敏感肌の人は油溶性の方が安心です。
また成分表示欄で、適量が入っているかをチェックしましょう。配合量が多い成分が上に書いてあります。
目的別に他の成分が入っているかも確かめましょう。美白を進めたいのならば、アルブチンなど、他の美白成分が入っているものがおすすめです。
美白化粧品は常に使い続けることが大切
美白ケアはすぐに結果が出るものではありません。美白化粧品は常に使い続けることが大切です。またシミができてからケアするのではなく、シミやくすみができる前の原因物質に働きかけることが非常に大切です。
効果が期待できる美白成分とは、この原因物質であるメラニン色素が作られる過程を阻害する働きを持ったもののことであり、メラニンの生成と関係のないものに美白効果は期待できません。
効果を出すためには、自己流ではなく必ず説明書通りに使いましょう。もちろん、美白には日焼け対策も必要不可欠です。朝と夜で美白美容液を使い分けるかどうかは美白の目的によります
成分の特徴を知り、使い続けることで、シミのない肌を手に入れよう!
シミ一つない美しい肌は、全ての女性の永遠のあこがれです。ご自分の肌をあこがれに近づけるために、ぜひ美白美容液を毎日のケアに取り入れましょう。
効果を出すためには、まず美白成分の特徴を知り、ご自分に合うものを見つけることが先決です。例えば、ビタミンC誘導体は、上述したように美白やニキビに効果がありますが、皮脂抑制効果から乾燥しやすいという欠点があります。そういうことを理解したうえで成分を選びましょう。
美白コスメを使うポイントは、シミがない部分にも満遍なく塗ることです。そして使い続けることが大切です。そのためには、プチプラ美容液を上手に取り入れて、早め早めの対策を行いましょう。
あなたも、美白コスメを正しく、上手に使って、あこがれの肌をめざしましょう!