痛みやかゆみを伴うことの多い赤ニキビは、赤く目立ってしまうため気になります。厄介な赤ニキビをきれいに治すには、どんな対策が有効なのでしょうか。
今回は赤ニキビの予防策と、出来てしまった場合の対策をご紹介します。
赤ニキビの症状は?
赤ニキビは炎症が起こっているので、痛みやかゆみを伴うことがあります。炎症が起きて4~5日経ったものは、炎症が落ち着いて痛みやかゆみはなくなります。
赤ニキビの原因は?
赤ニキビは毛穴の内部に溜まった皮脂をエサに、アクネ菌が増殖して炎症を起こすことでできます。アクネ菌は普段から肌に存在していますが、皮脂の過剰分泌により増殖すると言われています。
赤ニキビを予防しよう
赤ニキビは出来る前に、予防して作らないことが一番です。赤ニキビを予防する対策をご紹介します。
スキンケアで対策
ニキビの予防は肌を清潔に保つことが有効なので、スキンケアを徹底しましょう。
朝晩の1日2回、正しい洗顔を心がけます。毛穴の中の汚れや皮脂まで洗い流そうとゴシゴシと洗うのはNGです。優しい力で洗い上げて十分にすすぎをしたら、清潔なタオルで優しく押さえるように水分を拭き取ります。
赤ニキビにいいスキンケア用品
洗顔後はすぐに、化粧水や乳液で潤いをチャージします。
赤ニキビに良いスキンケア用品は、ビタミンCが配合されているものがおすすめです。ビタミンCには、皮脂を抑える役割と炎症を抑える役割があります。炎症を起こした赤ニキビのケアに、まさに打ってつけの成分です。
ビタミンCには美白効果もあるため、メラニンの色素沈着を防いでニキビ跡も予防します。
また肌のターンオーバーを促すため、高保湿のスキンケア用品もおすすめです。乾燥対策をしっかりと行いましょう。
生活習慣の改善で対策
赤ニキビの予防には、肌のターンオーバーを正常化させることが重要です。肌のターンオーバーは、生活習慣の悪化ですぐに乱れてしまいます。生活習慣を改善して、ニキビのできづらい美肌をキープしましょう。
質の良い睡眠は、美肌の素です。夜更かしを止めて、早寝早起きを心がけてください。また栄養バランスのとれた食事を、1日3食とりましょう。適度に体を動かす習慣をつけることも、代謝がアップして美肌効果が高まります。
赤ニキビを治すには
最後に赤ニキビを治す方法をご紹介しておきます。ニキビの進行具合に合った対策を選ぶようにしてください。
薬
赤ニキビの原因のひとつが、アクネ菌の増殖です。薬を使ってアクネ菌を抑えることが、赤ニキビの治療に有効です。
皮膚科などを受診した場合は、塗り薬や抗生物質が処方されます。ドラッグストアで購入できる市販薬もあります。自分のニキビの症状に合ったものを使うようにしましょう。
面皰圧出
皮膚科で行う赤ニキビの処置に、面皰圧出があります。ニキビ内に溜まっている膿や皮脂を押し出す治療です。
コメドプッシャーなどを使えば自分でもできますが、消毒が甘いと雑菌が増殖するリスクもあります。できるだけ病院で行うことをおすすめします。
その他の治療法
病院のニキビ治療には面皰圧出以外に、ケミカルピーリングや注射治療、イオン導入、レーザー治療、フォトフェイシャル治療などがあります。
医師の診察を受けて、ご自身のニキビの状態や肌質に合わせて選びましょう。
こんな行為でニキビが悪化する
化粧の厚塗りはニキビに刺激となり、さらに毛穴をふさいでしまいます。ニキビができているときは、薄いナチュラルメイクを心がけましょう。
また洗顔中のすすぎ残しも、ニキビを悪化させる原因となります。ぬるま湯で丁寧に洗い流していきましょう。
ニキビに刺激は厳禁です。気になってつい触りたくなりますが、刺激になるのでご注意ください。
炎症を起こしている赤ニキビは皮膚科受診が安心
赤ニキビは炎症を起こしている状態なので、これ以上悪化させないことが大切です。刺激を与えないように気を配りましょう。赤ニキビは跡が残ることもあるので、皮膚科を受診した方が安心かもしれません。
一番の対策は、やはり赤ニキビを作らないことです。ニキビ予防をしっかりと続けて、ニキビのない健康な素肌をキープしましょう。