ニキビ跡や毛穴の開きでデコボコになった肌は目立つため、メイクで隠すのも一苦労です。この肌の悩みに対して片っ端から対策をとっている方も多いかもしれませんが、実はそれでは効果が薄いです。
ニキビ跡や毛穴の開きは、よく見ると原因や症状がそれぞれに違います。自分のニキビ跡や毛穴の開きの種類を知り、それに合ったケアをすることが重要です。
そこで今回はニキビ跡や毛穴の開きの各タイプと、それぞれのケア法をご紹介していきます。
自分のニキビ跡や毛穴の開きのタイプに合わせた改善方法を選ぶ
早速ニキビ跡や毛穴の開きの種類と、それに合った改善方法をご紹介していきます。自分がどのタイプに当てはまるのかよく確認して、自分の症状に合ったケア法をぜひ試してみてください。
ニキビ跡
ニキビ跡は、赤身が残るタイプ、うす茶色のシミになって残るタイプ、そしてクレーター状のデコボコが残るタイプの3つに分けられます。
ニキビ跡はいつまでも残りそうで不安に思う方もいるかもれませんが、タイプ別に正しいケアで治すことができます。
赤みが残るニキビ跡
この赤みは炎症によるものなので、肌のターンオーバーを促すことで自然に薄くなっていきます。
ターンオーバーを正常化させるには、睡眠や食生活、適度な運動を行い規則正しい生活を心がけましょう。
シミ状のニキビ跡
茶色い色素沈着を起こしたニキビ跡は、ターンオーバーの乱れによりメラニン色素が残ることが原因になります。
このタイプには、美白化粧品でのスキンケアが効果的です。また赤ターンオーバーを正常化させるため、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
クレーター状のニキビ跡
クレーター状のニキビ跡はニキビを刺激したり潰したりしたことで、くぼみが残った状態です。
デコボコしてしまった肌は、セルフケアでの改善は難しいです。美容皮膚科や美容外科を受診し、ニキビ跡治療を受けることをおすすめします。
毛穴拡大
毛穴が拡大したニキビ跡は、毛穴の周りにダメージが残った状態です。肌表面と真皮を改善する必要があり、セルフケアでの改善は難しいです。
比較的軽度の毛穴拡大には、ケミカルピーリングやイオン導入、IPL光治療などが有効とされています。症状が重い場合は、フラクショナルレーザーやカーボンピーリング、ダーマローラーなどの治療が行われています。
加齢による毛穴の開き
30代を過ぎた頃から、加齢に伴うコラーゲンの減少により毛穴が開いてきます。肌がブツブツとミカンの皮のようになってしまうのもこれが原因です。
加齢を原因にするものは、スキンケア化粧品をアンチエイジングのものに切り替えて対策をとっていきましょう。
角栓の詰まりが原因の毛穴の開き
皮脂の過剰分泌などで角栓が詰まることでも、毛穴は開いてしまいます。
乾燥により皮脂の過剰分泌が起こるので、洗顔後はしっかりと保湿対策を行うようにしてください。オイリー肌の人は皮脂を抑制する働きのあるビタミンC誘導体配合の化粧水がおすすめです。
乾燥が原因の毛穴の開き
乾燥により水分不足になった肌は弾力不足になり、たるみによる毛穴の開きが起こります。
保湿効果の高い化粧品を使い、しっかりと肌に潤いを与えるようにしましょう。ペプチドやコラーゲン配合の高保湿化粧水がおすすめです。
メイクで隠す
肌のデコボコをメイクで隠すには、保湿後の素肌に化粧下地を丁寧に塗ることが重要です。ここでカバーメイクの出来が決まると言っても過言ではありません。
赤みのあるニキビ跡があれば、コンシーラーでカバーします。それからリキッドファンデーションを薄く塗り、フェイスパウダーで仕上げればOKです。
ニキビ跡や毛穴が起こる原因は何か
ニキビ跡ができる原因は、ニキビを刺激したり潰したりしたことで炎症が起こるためです。毛穴周辺の皮膚が損傷していると考えられます。
毛穴の開きの原因は、皮脂や汚れが毛穴に詰まってしまうことです。角栓が酸化することで表皮の新陳代謝が乱れ、角層の成長が阻害されます。
ニキビや毛穴の開きの予防のために、日常生活の中でやるべきこと
ニキビや毛穴の開きは、予防に力を入れて作らないことが重要です。生活習慣を見直すことで、予防や改善につながります。
それでは日常生活の中でやるべき事を見ていきましょう。
食事
食生活の見直しは、デコボコ肌を整える助けとなります。栄養バランスを意識して、きちんと3食とるようにしましょう。
タンパク質やビタミン類、ミネラルを意識して摂ると、肌のターンオーバーを促進します。
睡眠
美肌を作るのに、十分な睡眠の確保は欠かせません。肌の修復や再生は、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって行われるからです。
規則正しく睡眠をとるように心がけ、生活リズムを整えましょう。
適度な運動
美肌には適度な運動も欠かせません。体を動かすことで代謝が上がり、ターンオーバーを正常化させることにつながります。
紫外線対策
紫外線はしっかりと対策する必要があります。特にシミ状のニキビ跡は、紫外線を浴びることで消えづらくなってしまいます。
日焼け止めクリームを使い、さらに帽子や日傘で紫外線カットをすると安心です。
自分ニキビ跡のタイプを知って、正しい治療と予防をする
ニキビ跡や毛穴の開きをよく見ると、その原因や症状は様々です。それぞれ対策が異なるので、自分の肌の悩みがどのタイプなのか見極める必要があります。
その上で自分に合った正しいケアを続けると、ニキビ跡や毛穴の開きを改善していくことができます。美肌を取り戻すために、規則正しい生活習慣を心がけることも忘れないようにしましょう。