みなさんは育児中に肩こりに悩まされたことはありませんか?赤ちゃんの抱っこに始まり、授乳、オムツ替え、抱っこひも、ベビーカ―など、肩こりの原因は生活のあらゆる場面に潜んでいます。
ここでは、そんなつらい肩こりの解消方法と、原因についてお伝えします!
肩こりが悪化してしまうと…
「なんだか肩がこるなぁ…」と思っていても、まだ耐えられるからといってそのままにしておく方もたくさんいるでしょう。赤ちゃんのお世話や家事に忙しくって自分の肩こりになんて構っていられませんよね…
しかし肩こりは放置しておくと、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出てきて肩以外の場所に異常が出始めます。こうなってしまうと、不快感で生活に支障が出るので精神的にもイライラしてしまいます。
肩こりの解消・解消する方法
肩こりを感じたら、コリが軽いのもでも早めに解消するのがベストです。先ほどお話ししたように、肩こりを放置するとロクなことがないからです。
ここでは、育児中のママでの簡単に出来る「肩こり解消法」をご紹介します!
ストレッチや運動
肩こりに1番効果的なのが、ストレッチや運動することです。
体を動かすことによって全身の血行が良くなるし、緊張していた筋肉がほぐれていくので肩だけでなく、全身が軽くなったと感じるのではないでしょうか。赤ちゃんの機嫌がよいときに、是非ストレッチしてみてください。
肩こりストレッチ
肩こりによく効く簡単なストレッチを少しご紹介します。
まずは両腕を思いっきり天井に突き上げ、ゆっくり肘を曲げて肩を降ろします。降ろした状態で10秒ほどキープします。これを毎日10セットほど行うと肩こりに効果的です。
体を温める
体が冷えると血行が悪くなり肩こりの原因になります。肩こりを感じた時は、とにかく体をあっためて血行をよくすることが大切です。
夏場などの暑い時期はどうしても冷たい飲み物を選んでしまいますが、白湯やハーブティーなどの身体の内側から温たまる飲み物を飲むようにしましょう。
入浴方法
体を手っ取り早く温めるにはお風呂が最適です。
「熱いお湯によく浸かれば冷えが解消できる!」と思うでしょうが、40℃ほどのお湯に入浴時間自体は10分ほどで大丈夫です。何事もほどほどがちょうどよいのです。
しかし、ただのんびりお湯に浸かっているだけでは肩こりに効果バツグンとは言えません。
温かいお湯で体がよく温まってきたら、肩のこっている所をよく揉みほぐしましょう。また、お湯に浸した温かいタオルを目の上や頭に置くと、目の疲れや頭痛の解消に役立ちますよ!
ホットタオルでリラックス
お風呂に入るのもいいですが、ホットタオルもオススメです。温かいタオルを肩に置くと、肩こり解消だけでなく、リラクゼーション効果があります。
ホットタオルは誰でも簡単に作ることが出来ます。まず、水で濡らしたタオルを固く絞ります。そのタオルをクルクル巻いて、1分間電子レンジで加熱して出来上がりです!出来たてはアツアツなので、広げてお好みの熱さになるまで冷ましてくださいね。
姿勢は左右バランスよく
ある程度腰の据わった赤ちゃんがいるママは、片腕で赤ちゃんを抱っこしているという方も多いでしょうが、その抱っこの仕方はどうしても姿勢が悪くなってしまいます。
添い乳なども決して姿勢がいいとは言えないし、子育てをしていると無意識に悪い姿勢を取ってしまいます。
姿勢は意識して正すようにし、授乳はクッションを使ってなるべく背筋を伸ばしてする、抱っこは左右交互にするなど、ちょっとずつ改善していきましょう。
食事に気を付ける
食事と肩こりの解消に何の関係が…?」と思う方もいるでしょうが、食事内容によっては肩こりにとても効果を発揮するものがあるのです。
特にビタミンCやビタミンEがよいと言われています。ビタミンEは血行を良くするとされているので、肩こりへの効果が期待されます。ビタミンCはミカンやイチゴ、ビタミンEは納豆やナッツ類の中に多く含まれています。
また、白い砂糖を使った料理やお菓子には注意してください。白砂糖の取り過ぎは、ビタミンなどの大切な栄養素の不足を招いてしまいます。料理などに甘みがほしい時は、白砂糖のかわりに黒糖や蜂蜜などを使うようにしましょう。
肩こりローション
肩こりを感じると、よく湿布を貼るという方も多いですが肩こりローションもとてもいいですよ。色んな種類の肩こりローションが販売されていますが、特にマリエン薬局の「肩こり・腰痛用ローション」はオススメです。
ゆっくり手で塗っているだけでコリがほぐれているように感じるという方もいるくらいです。天然成分なのも嬉しいポイントですね!
それでも肩こりが治らなかったら専門家の力を借りよう
自分なりに様々な肩こり解消方法を試したり、対策を取ってきたのだけどガンコになってしまった肩こりはなかなか治らない…という方は、無理をせずに専門家の力に頼ることを強くオススメします。
マッサージ店や整体院で、プロにしっかりとほぐしてもらうことによって大幅に回復することがあります。余裕があるのなら、定期的に通うのが肩こりと上手く付き合っていくコツでしょう。
それでも改善されない場合は、整形外科に行ってみるのもいいでしょう。
肩こりの原因
そもそも自分は何で肩こりに悩んでいるのか原因はご存じでしょうか?
人によってライフスタイルも違うので、様々な原因があることでしょう。肩こりのメカニズムは、肩の筋肉が常に緊張している状態や、同じ姿勢を取り続けることや、肩への負荷による血行不良が原因で起こる事が非常に多いです。
ここでは、そんな肩こりの具体的な原因をご紹介します。
抱っこひも
0歳から1歳の小さいお子さんのいるご家庭なら、ベビーカー以外にも抱っこひもを使っている人も多いでしょう。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこすると両手が空くのでとても快適ですよね。
しかし、この抱っこひもはあんまり長時間していると、肩への負担が免れません…。抱っこひもを利用するときは、長時間利用はなるべく控えて、ちゃんと正しい装着方法で付けましょう!
姿勢が悪い
姿勢が悪いと体の血流が悪くなったり、間違った角度で筋肉はねじれたりなど体にいいことは1つもありません。家事や育児をするにも、掃除機をかけているときやベビーカーを押しているときに無意識に背中が丸まったりしていませんか?
身長が高い方は特にその傾向があります。早めに姿勢を正していかないと、肩だけでなく腰痛にもつながっていってしまいますよ。
赤ちゃんの抱き方
赤ちゃんを抱っこするときに、自分の姿勢を意識したことはありますか?意外と姿勢が悪い方が多いのです!特に授乳するときは、「赤ちゃんがおっぱいを飲みやすいように」とそっちに意識が向き過ぎるのでママは猫背になりがちなのです。あまりこの姿勢ばかりとっていると、肩こりだけでなく腰痛の原因にもなってしまいます。
赤ちゃんの上手な抱き方
赤ちゃんは日に日に大きくなるのでどんどん重たくなっていきます。大切な赤ちゃんを落とさないように抱きかえるような姿勢になってしまうときもあるでしょう。しかしここは1回、体の力を抜いてみてください。そして胸のあたりで赤ちゃんを軽く乗っけるイメージで抱っこしましょう。
また、抱っこがツラくなってきたらおんぶに切り替えるのもいいでしょう。
産後ならではの原因も
大仕事である出産を終えたあとのママの体は弱り切っています。産後は体にも色々変化が起きているので肩こり以外にもたくさんのマイナートラブルに見舞われる方が多いです。
妊娠中は運動不足になりがちで筋肉が弱くなっている方も多いので、産後に肩こりを訴える方が多いです。
目の使いすぎ
現代はネット社会になったので、携帯電話やスマホで色々調べることができるようになりました。便利になったのはいいのですが、その弊害なのか「目を使い過ぎ」が増えており、それが原因で肩こりを感じる人がとても増えました。
育児で分からないこと・困ったことがあったらネットですぐに調べられる便利な時代にはなりましたが、その分負担のかかる目をいたわってあげましょう!
運動不足
運動不足も肩こりの原因になります。運動しないことによって稼働していない方の筋肉が衰えていきます。また、運動する人と比べると血行も悪いので体に老廃物がたまりがちになります。
運動不足を感じている方は、徐々にでもいいので少しずつ運動するようにして、体の血流を改善して肩こりを解消しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?肩こりの原因に1つでも当てはまるものがあったのではないでしょうか?子育てをしていると、寝不足や疲労に並んでよくあるマイナートラブルが「肩こり」です。
あまりにも肩こりがヒドいと、育児や家事に差し支えるので、鎮痛剤を飲んでその場をしのぐという方もいるでしょう。しかしそれでは何も解決していないのです。
ママの肩こりは赤ちゃんのため、家族のために頑張っている証拠です。パパも毎日の仕事でお疲れでしょうが、お休みの日はちょっと赤ちゃんをお願いしてマッサージなどでほぐしてもらったり、ちょっと体をいたわってあげることが大事です。
1人で無理をするのではなく、家族に協力してもらって上手に肩こりを付き合っていきましょう!