毎日の食事に気をつかっている人は多いと思います。体にいいといわれている食べ物はいろいろとありますが、オリーブオイルも体にいいといわれているのをご存知でしょうか。健康に気をつけている人であれば、1度は聞いたことがあると思います。
ですが、オリーブオイルは健康によくないと一部で言われているのも事実です。健康にいいといわれているはずなのに、どうしてなのでしょう?オリーブオイルの正しい選び方や効果について確認していきたいと思います。
オリーブオイルに含まれる成分
健康にいい油として注目されているのが、オリーブオイルです。健康にいいといわれているのは聞いたことがあるけれど、どのような成分が含まれているのか知っていますか?オリーブオイルに含まれている成分がどのようなものなのか、見ていきましょう。
オリーブオイルの成分
オリーブオイルが健康にいいかどうかというのは、成分によって決まるともいえます。オリーブオイルに含まれている成分は、8割がオレイン酸という油脂になります。オレイン酸が使用されているという点が、ほかの植物油と大きな違いであるといえます。
ポリフェノール
オリーブオイルには大量のオレイン酸に加えてポリフェノールも含まれています。ポリフェノールというと、チョコレートやワインなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、オリーブオイルにも含まれているのです。
そんなポリフェノールの1番の効果は、活性酸素を消去してくれる抗酸化作用です。簡単に言うと、老化を防いでくれる効果で、今とても注目されている成分の1つです。
ビタミンE
オリーブオイルにはたくさんの栄養が含まれているのですが、その中にビタミンも含まれています。中でも多いのがビタミンEで、豊富に含まれています。ビタミンEには抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑える作用があるほか、身体全体の酸化を遅らせてくれる効果もあります。老化防止やアンチエイジング効果を期待することができます。
オレイン酸
オリーブオイルに1番多く含まれている成分であるオレイン酸には、玉コレステロールを下げる、悪玉コレステロールの酸化を抑制するといいうような効果があります。オレイン酸は不飽和脂肪酸の中で1番酸化されにくいといわれているので、生活習慣病の予防にもつながります。
その他の成分も健康や美容におすすめ
そのほかにも、オリーブオイルには、健康的な体を作る効果があるリノール酸、オレオカンタール、オレウロペインなどは含まれています。これらの成分も生活習慣病の予防、老化防止効果などがあります。つまり、オリーブオイルを意識的に摂取するようにすれば、健康的になれる上に美容にも嬉しい効果を期待することができるということです。
オリーブオイルの効果
オリーブオイルを飲むようにすることで、どのような効果を期待することができるのでしょうか?嬉しい効果がいろいろあるといわれているので、主な効果を調べてみました。
コレステロールの低下
コレステロールが上がると血液がドロドロになってしまいます。逆にいうと、コレステロールを低下させることができれば、血液をきれいにすることができるということです。血液をきれいにすることができれば、動脈硬化などの病気を予防することができるようになります。
ダイエット効果
健康にいいといわれているオリーブオイルですが、ダイエット効果も期待することができます。毎日少量のオリーブオイルを飲むことで、身体が無意識に食事の量を減らすようになるといわれています。健康的に痩せたいと考えている人にも、オリーブオイルはおすすめです。
美肌効果
オリーブオイルに含まれている成分には抗酸化作用があるので、アンチエイジングや老化防止があります。血行促進や女性ホルモンを活性化してくれる作用がある成分もふくまれているので、体内の毒素を外へ排出して美容と健康に嬉しい効果をもたらしてくれますよ
動脈硬化を予防
オリーブオイルには、コレステロールを低下させて血液をさらさらにしてくれる効果があります。それによって、動脈硬化を予防してくれ、動脈硬化に伴って起こる心筋梗塞や脳卒中のリスクも低下させてくれる効果を期待することができます。
白髪予防に
健康にいいといわれているオリーブオイルは、白髪や抜け毛予防としても効果が高いといわれています。積極的に摂るようにするだけでなく、オリーブオイルで頭皮をマッサージすると、より高い効果を得られることができるといわれていますよ。トリートメントに数滴オリーブオイルを混ぜて、使用するだけでも効果的です。
成長作用があるから便秘効く
オリーブオイルには成長作用があるため、意識して摂取するようにすれば、便秘解消につながります。1日大さじ一杯を目安にして飲むようにすると1番効果的といわれています。そのまま飲むのではなく、大さ一杯を味噌汁などにいれて飲むようにするのもおすすめです。
オリーブオイルとは
オリーブオイルというのは、オリーブの実を絞ってそのまま放置しておくことで油分とそのほかの成分が自然に分離してできた油です。ほかの油は加熱処理などを行ったりしていますが、オリーブオイルはほかの油とは製法が異なり、そういったことは行っていません。
地域ごとに異なる豊富な種類
一口にオリーブオイルといってもいろいろな種類があります。地域によってもオリーブオイルの種類は異なります。市販されているオリーブオイルもいろいろな表示がありますが、主な種類についてみていきましょう。
バージンオリーブオイル
風味が非常によく、とても上質といわれているオリーブオイルです。ワインのように産地や摘んだ時期などによっても味が変わるといわれています。
精製オリーブオイル
酸度が3.4%以上あるランパンテバージンオリーブオイルを精製したものが、精製オリーブオイルになります。酸化したオイルを化学的に還元し脱色や脱臭をすることで作られます。
オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたものがピュアオリーブオイルです。スーパーなどでオリーブオイルとだけ表示されているものは、このピュアオリーブオイルになります。
オリーブオイルのことを知って美容と健康を手に入れよう
オリーブオイルの嬉しい効果や種類についてみてきましたが、いかがでしたか?オリーブオイルとはどのような成分でできているのか、どのような種類があるのか、ということを知っておけばどんなものを選べばいいのかわかるようになります。
きちんとしたものを選べば、健康にも美容にもいろいろ嬉しい効果をもたらしてくれますので、ぜひオリーブオイルを活用して内側からの健康を目指しましょう。