日焼け後にニベアを塗っても大丈夫?オロナインは?アロエクリームや馬油は?

あのお馴染みの青くて丸い缶のニベアクリーム。庶民的でどの家でも、探せば隅から出てきそうな感じがしますね。そのニベアがある高級クリームと成分が似ているということで、大きな話題になりました。

試した人からは「肌がきれいになった。」「毛穴が目立たなくなった。」「乾燥が治ってもっちり、すべすべに。」などの声が寄せられ、大反響を呼んでいます。

では、日焼け後の肌にニベアを塗っても大丈夫なんでしょうか?ニベアだけでなく、オロナイン軟膏やアロエクリーム、また馬油はどうなのでしょうか?

日焼けは火傷!?

まず、日焼けについて簡単にお話しますね。日焼けにはA波(UVA)によって起こるサンバーンとB波(UVB)によって引き起こされるサンタンの2種類があります。

サンバーンは皮膚が赤くなり、ヒリヒリとした痛みやほてりが現れる症状のことです。ひどい時は水ぶくれになったり、発熱や頭痛が起きることもあります。これは「日光皮膚炎」といわれる火傷の一種なのです。

日焼けをしたら、まず水で冷やすこと、そしてその後に刺激の少ない化粧水で保湿をすることが大切です。最後にクリームをつけ、蒸発を防ぎます。ヒリヒリが治まらないようなら軟膏をつけます。

ニベアには日焼けケアに有効な成分がたくさん

ニベアクリームには約20種類の成分が含まれていますが、その中でスクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノールの4つに注目してみたいと思います。

まず、よく耳にすることのあるスクワランですが、これははもともと肌の中にあるうるおい物質で、乾燥や紫外線から肌を守る働きがあります。

次にホホバ油です。これはカリフォルニアやメキシコなどの砂漠地帯に生えるホホバという植物の種から抽出した天然の油で、「砂漠からの黄金の液体」と言われ、髪や肌のケア、火傷の治療などに使用されてきました。

また、オレイン酸デシルとは、オレイン酸とデシルアルコールとを反応させてできた化合物で、,保湿効果が高く、優れた浸透力を持っています。

最後にオクチルドデカノールとは、植物由来の天然油脂からつくられる高級アルコールの一種で、これも保湿効果に優れ、刺激を抑えたり、吸収を助ける性質も持っています。

以上のようなことから、ニベアクリームは乾燥を防ぎ、保湿効果の高い製品だと言えますので、日焼けした肌の修復にも効果が期待できます。

但し、上に書いたように、水で冷やす→刺激の少ない化粧水で保湿する という基本のケアをしないで直接塗るのはNGです。かゆみが増す原因になります。

オロナインは「軽い火傷」に効果大!

昔からお馴染みの「オロナイン軟膏」。誕生したのは1953年のことで、1972年に「オロナインH軟膏」と名前が変わり、今に至ります。

「オロナインH軟膏」の「H」とは、主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液の「ヘキシジン」に由来します。とても長い名前の成分ですが、これは痛んだ皮膚の修復を助け、優れた殺菌効果、抗菌効果があります。また、オロナインにはステロイド剤は含まれていませんので安心です。

「効能・効果」のところには「軽い火傷」とありますので、日焼け後の肌のケアにも適しています。

オロナインH軟膏は炎症を沈める効果に大変優れており、ダメージを受けているお肌から水分が蒸発するのを防ぎ、お肌のバリア機能を回復してくれるありがたい軟膏だと言えます。

但し、「軽い火傷」とは1度の火傷のことで、水ぶくれができるなどの2度以上の場合は、自分で判断せずに、必ず専門医に診せましょう。そのままにしていると、傷跡が残る場合もあります。

傷ついたお肌の修復にもってこいのアロエ

昔は多くの家庭にアロエが一鉢置いてあって、子どもが転んでけがをすると、アロエの葉をポキッと折り、そこから出てくる汁を傷口に塗っていたものです。

そんなアロエにはたくさんの有効成分が含まれていますが、その中でもアロインやアロエエモジンはUVBを吸収して発赤や炎症を防いだり、しみやそばかすを濃くしてしまうメラニン色素の生成を抑えたりする働きがあります。また、アロエウルシンには皮膚組織回復作用が、アロエマンナンには抗炎症作用や新陳代謝を高め肌の老化防止を行う作用があります。

アロエの中でもキダチアロエにはなく、アロエベラには入っている成分にサポニンがあります。これには抗菌作用があり、漢方薬の成分としても使われています。

また、キダチアロエにもアロエベラにもムコ多糖類が入っていますが、アロエベラの方に豊富に含まれています。ムコ多糖類は、山芋やオクラなどにあるネバネバの成分です。保水性に優れているので、アロエベラを肌に塗るとしっとりとしてくるのです。

このように、アロエには紫外線で傷ついた皮膚を修復させる働きがあるので、日焼け後のケアとして十分に有効です。

ほかにもアロエベラにはコラーゲン合成を活性化させる成分が含まれていることがわかっており、その美容効果が注目されています。

4000年の歴史を誇る信頼度抜群の馬油

馬油は火傷や切り傷に効くとされ、4000年も前から民間療法の万能薬として親しまれてきました。

馬油にはリノレン酸、リノール酸、オレイン酸、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸が含まれています。これらの不飽和脂肪酸はオリーブ油などの植物性油脂に多く含まれていて、、血液をサラサラにし、血行をよくする働きがあります。馬油に含まれる不飽和脂肪酸は人の皮脂の不飽和脂肪酸の割合にとても近いため、人の肌に深く浸透しやすいのです。

また、レスベラトロールという有効成が含まれています。これはブドウなどに含まれるポリフェノールの一種であり、サプリメントや化粧品の美容成分として高い注目を浴びています。強い抗酸化力を持ち、細胞の酸化を防ぐとともに、肌の弾力を改善する効果があります。

このように、馬油は私たちの肌への浸透力が抜群によく、その上、人の肌の成分とよく煮ているので、肌への負担も少なく、日焼け後の肌に安心して使えます。馬油を塗ると血行がよくなって、お肌が火照るような感覚があるかも知れませんが、すぐに落ち着き、さらっとした感触に変わります。

パッチテストは必ず行いましょう

以上のように、日焼け後のケアによいものはいろいろとありますが、人によって合うものと合わないものがあるので、必ずパッチテストをすることをおすすめします。

パッチテストのやり方は、まず日焼けをしていない二の腕の内側などに塗って、24時間様子をみます。もし、腫れやかゆみ、赤みが出たら、その後の使用は中止しましょう。問題がなければ、額やあごなどに少量塗って様子を見ます。それでも大丈夫だったら、ご自分のケアに取り入れましょう。

また、どんなにいいと言われているものでも、水で冷やす→刺激のない化粧水で保湿する の基本の2ステップをくれぐれも忘れないようにしましょう。

それから、、日焼けによって肌が痛んでいる時に、普段使っていないものを使うのはとても危険です。かえってひどくなり、後悔することになったら大変ですね。ですから、日頃から自分の肌に合うもの、また使い勝手や香りなども自分の気に入るものを見つけておくことが大切です。

正しい知識であなたの「キレイ」を守りましょう

いかがでしたか?紫外線は年中、どこででも私たちに降り注いでいます。まずは日焼けをしないように、毎日のケアが大切ですが、日焼けをした後はこれを参考にして正しいケアを実践し、あなたの「キレイ」を守りましょう。

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