南国フルーツは体を冷やすから妊活にはNG!でもバナナはおすすめの理由

妊活中は体を冷やす行為は厳禁といわれていますよね。食べ物でも体を冷やす性質のものは控えたほうがいいもの。南国育ちのフルーツは体を冷やすものが多いので控えるべきなのですが、摂取の仕方によってはバナナも妊活に役立つ食べ物だといえます。

バナナにどんな妊活効果があるのか、ご説明しましょう。

お手頃価格で手に入るバナナ。約1本80~90kcalと低カロリーながら、栄養豊富で腹持ちがいいので、朝ご飯やおやつ代わりにもなる優秀な食材です。

しかし南の地域で摂れるバナナは、体を冷やす食べ物として知られています。妊活に体の冷えは大敵。そのため過剰に摂るのはなるべく避けた方がいいとされている食材の1つなんです。

これを聞くと、「妊活時は食べない方がいいのかな…」と思ってしまいがちですが、実はバナナは選び方や調理方法を工夫することで体をあたためる食材になりますし、さらには妊活に嬉しい栄養効果が上がることも期待できるので、女性だけでなく男性も積極的に食べてほしい食材なのです。

今回はバナナにはどんな妊活効果が期待できるのか、またどうしたら栄養の効率がアップするのかご説明します。

バナナにはこんな効果が!安くておいしく健康に

安くておいしい、さらに栄養満点といいとこどりのバナナ。ここでは、まずバナナに含まれる代表的な栄養素について説明します。

カリウム

カリウムはバナナ1本あたりに約360mg含まれていて、カリウムが豊富な果物の中でも指折りの含有量を誇ります。カリウムはナトリウムとバランスを取って血圧を調整し、心臓や筋肉の機能を調整する働きがあります。また過剰なナトリウムを体外に出す機能もあり、その結果余分な水分も排出されてむくみの解消にもつながります。

カリウムを含む食材はたくさんあるので、1日3食バランスの良い食事をとれば不足する心配はありませんが、特に夏は汗とともに排出されてしまうので、カリウム不足による夏バテになってしまうことも。特に夏は積極的にカリウムを意識して食べましょう。

食物繊維

たんぱく質や脂質、ビタミンなどの五大栄養素に加え、「第6の栄養素」として人体への重要な働きが注目されている食物繊維です。

食物繊維は大きく分けて水に溶けにくい不溶性と、水に溶けやすい水溶性の2種類あります。不溶性食物繊維は腸を刺激して便通を促し、水溶性食物繊維は糖分やコレステロールの吸収を抑え、水に溶けるとゲル状になり便を柔らかく出やすい状態にします。バナナは水溶性と不溶性がバランスよく摂れる優秀な食材なので、腸内環境を整えてくれます。

ビタミン、ミネラル

バナナは他の果物と比べて、はるかに豊富なビタミンとミネラルが含まれています。

ビタミンでは特に脂質の代謝を助けるB2やたんぱく質の代謝を促すB6が多く含まれていて、B6は他の果物類と比べて数倍以上も多いのです。酸味がないので意外ですが、ビタミンCも入っているんですよ。また先述したカリウムのほか、体温や血圧調整等を行うマグネシウムなどのミネラルもたっぷりなのです。

オリゴ糖

バナナにたくさん含まれているオリゴ糖は、食物繊維とともに腸の蠕動運動を活発にしたり、便を柔らかくする働きがあります。比較的消化されにくいので、胃や小腸で消化吸収されないまま大腸へ届き、食物繊維と同様に善玉菌の栄養となって善玉菌を増やします。その結果腸内環境が整い、お通じがよくなるのです。

バナナをそのまま食べるのであれば、あまり熟していない青バナナを選ぶのがポイント。青バナナには食物繊維と同様の働きをする「難消化性デンプン」が多いので、食物繊維とオリゴ糖とトリプルで高い整腸効果が期待できます。またはヨーグルトや蜂蜜をかけて食べたり、加熱して食べたりすると効果がもっと高まります。

ポリフェノール

高い抗酸化作用があることで知られるポリフェノールは、ワインやぶどう、カカオが多く含む食材として代表的ですが、実はバナナにもたくさん含まれています。

バナナを冷凍庫に入れて冷凍バナナを作ると、ポリフェノールの効果が倍増するといわれていますが、冷たい食べ物は体を冷やしてしまうので、なるべく控えた方がベターです。そのかわり、熟して黒い斑点「シュガースポット」ができたバナナにもより多く含まれるので、熟したものを食べるようにしましょう。

トリプトファン(メラトニンやセロトニンの材料)

トリプトファンは、体内で「セロトニン」と「メラトニン」に代謝されます。セロトニンは神経を落ち着けせて睡眠を促す効果があり、メラトニンは高い抗酸化作用があるほか睡眠リズムの調整を行います。

安眠につながるこれら2つの素となる重要なトリプトファンはバナナに多く含まれていますが、他の果物にはほとんど含まれていません。

バナナには卵子の質を向上させる成分が

これまでバナナに含まれる豊富な栄養素について説明してきましたが、なんとこれらの中には卵子の質向上や老化防止につながる嬉しい働きがあるのです。

卵子に多く含まれるミトコンドリアにカリウムが良い効果を与える

卵子にはミトコンドリアがたくさん含まれているのですが、そのミトコンドリアが活性するためには酸素とカリウムをしっかり摂ることが大事です。

先ほど述べたように、バナナにはカリウムがとても多く含まれています。カリウムを多く含む食材を食べるとミトコンドリアが元気になり、卵子も元気にそして質が高くなります。

質の良い睡眠をとるためのメラトニンが豊富

睡眠不足や質の悪い眠りは不妊の原因の一つと言われていて、妊活の大敵です。

メラトニンは「睡眠ホルモン」として知られ、夜になると多く分泌され、自然な眠りを導く作用があります。そのため、体内時計に働きかけて正常に調整する効果があるので時差ぼけにも効くのです。

日本ではサプリメントとして認可されていないので、気軽に試すことは難しいかもしれません。そのためバナナをはじめとするメラトニンを多く含む食材を摂って、質のいい睡眠をとり、卵子の質を高めましょう。また、メラトニンには高い抗酸化作用もあるので、傷んだ細胞を修復し、卵子を酸化から守ってくれます。

女性だけでなく男性の妊活にも効果的なバナナ

卵子の質向上など女性に嬉しい栄養が豊富なバナナ。実は男性の妊娠力も高めるので、ぜひ2人で摂ってもらいたい食材です。

男性にも効果的な栄養素「マグネシウム」豊富に含まれている

バナナに多く含まれるマグネシウムは下半身の血流を促進する効果があり、男性の生殖能力増強や精子の数の増加、精子の運動率向上にもつながります。あからさまに精力が付く食べ物ばかり出されると、男性もプレッシャーを感じてしまうので、それとなく出せて気軽に食べれるバナナはおススメです。
 
またマグネシウムはカルシウムと一緒に摂取することで、相互に吸収力を高める効果があるので、カルシウムを多く含む牛乳や小魚と一緒に食べるといいでしょう。

要注意!バナナはやっぱり体を冷やす食べ物

これまで妊活に嬉しいバナナの栄養素について説明しましたが、実はバナナは妊活の大敵である体を冷やす食べ物として知られているのです。

バナナを多食するのは体を冷やすので注意

食べ物には、熱いものや冷たい食べ物だけでなく、食材の産地や色などによって「体を温めるもの」と「体を冷やすもの」に分けられます。

一般的に体を温める食材は、「赤・黒・オレンジ色」「北の地域で寒い時期に摂れるもの」で、反対に身体を冷やす食べ物は「地面の上にできる」「南の地域で摂れるもの」と言われています。バナナは木になりますし南国で摂れるので、体を冷やす食べ物に分類されてしまいます。

加熱して食べればOK!

バナナは体を冷やすといわれていますが、加熱することで体を温める食材になります。先述しましたがオリゴ糖は加熱することで効果が高まるので、バナナを加熱するのはおススメなのです。そこでバナナがたっぷり食べられるおススメのレシピをご紹介します。

◎焼きバナナ

材料=バナナ1本

①バナナを皮付きのまま耐熱容器に入れて電子レンジに入れる。

②500~600ワットのレンジで1分温める。皮の表面が黒くなれば完成。

◎バナナパウンドケーキ

材料=バナナ2本、
小麦粉150g
砂糖40g
牛乳50cc
バター30g
卵1個
ベーキングパウダー小さじ1

①バターを白っぽくなるまで混ぜ、砂糖を加えてさらに混ぜる

②卵と潰したバナナを入れて混ぜ、その後小麦粉とベーキングパウダー、牛乳を入れてよく混ぜたら型に流し込む。(バナナを細かくつぶすのはミキサーを使うと簡単)

③180度に予熱したオーブンで30分焼いたら出来上がり。

できれば無農薬や減農薬のバナナを選ぶ

今年、バナナの栽培に使われている農薬が胎児に少なからず影響を及ぼすという研究結果が発表されました。あまり神経をとがらせる必要はありませんが、やはり体のことを考えたら無農薬や減農薬で育ったバナナを食べたいですよね。

最近では、無農薬や減農薬のものは目印となるシールを貼っているバナナがあるので、もしスーパーで見かけたらできるだけそちらを選ぶようにしたいですね。

まとめ文章

妊活に関する情報を集めていると、効果があるとされるものが一部では否定されていることも少なくありません。バナナに関する情報も同様で、栄養豊富だから妊活に効果があるという意見がある反面、体を冷やすから良くないという意見もあり、結局混乱してしまいがちです。

妊活中は、体を冷やすといったマイナスポイントがあるものはなるべく避けたいですよね。しかしバナナは安く、しかも手軽に食べられる栄養満点食材として日々重宝している方も多いはず。

今回記事の後半でご紹介したように、バナナの選び方やちょっとした調理の工夫をするだけで、これまでよりもっと効果的にバナナの栄養が摂れますし、体が冷える心配も解消です。

もちろん、男性の妊活にもおススメな栄養素もたっぷりなので、これからもご夫婦で気軽に食べて、栄養満点な体で赤ちゃんをお迎えしてあげてくださいね。

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