一番に好きになった人と永遠に一緒に生きていく約束を交わすのが結婚だと思い描いている女性は沢山いると思います。
今回は、恋愛から結婚へと道筋を繋げてしまっても良いものか、それぞれを別のものとして考えていくべきなのかをお話していきます。
結婚生活の理想とギャップで苦しむ新婚の奥様は多い
結婚する前は色々理想を思い描いていた女性も、実際に結婚生活が始まってみるとそのギャップにストレスが溜まっていく現状に悩んでいる方は少なくないのです。
結婚生活はゴールではなく、恋人同士にとっては新たなスタートを切る大切な節目になります。果たして好きになった人とそのまま結婚することは幸せにつながるのでしょうか。
恋人時代は相手の深層部分までは見えてこないもの
とても仲睦まじい恋人同士が結婚した場合恋人時代には見えてこなかったお互いの欠点に気が付き出すと、途端に相手への嫌悪感が湧いてきてしまう場合があります。
恋人時代はお互いにまだ、踏み込めないパーソナルスペースというものを守りながらお付き合いを続けてきたのではないでしょうか。
いくらきちんとした誠実な男性でもひとたび自分の自宅に戻ると気を抜いて、恋人が幻滅するような振る舞いも平気でしてしまうのが自然にリラックスした状態と言えますよね。
それは女性の場合も同様で、結局恋人同士の関係を続けている時点ではまだあくまでお互いは他人の距離を保ち続けているため、欠点を無意識に隠してしまっているのです。
結婚というものは毎日がドキドキする恋人時代とは違い、生活そのものです。良い恰好をしたくて気を張ったり見栄を張ったりすることを24時間続けることなんて出来ないですよね。
そうして恋人時代に作り上げてしまった綺麗な相手へのイメージと、いざ結婚生活が始まってからの相手の意メートの落差にがっかりしてしまうのです。
恋愛と結婚を別物で考えれば、相手の欠点には目をつむれる場合も
先程もお話した通り、恋人時代の偽りの姿を結婚後も当然と思って過ごしてしまうと、とてつもなくガッカリしてしまう危険性が否めません。
恋愛と結婚をそもそも分けて考えていた場合は相手の欠点が露見しだし時に女性はどのように感じるのでしょうか。
恋人と結婚相手になる男性が全く別の人物だとして、結婚相手は見合い相手・結婚前提のお付き合いなので条件によって選ぶことが多くなるのが一般的です。
予めこれだけは、という条件を決めて臨んだ結婚であればその条件さえ満たしてくれていれば案外他の欠点が露見しても気にならないものです。
例えば収入の高い相手を結婚相手として選んだ場合、それさえ満たしていれば家事も育児も手伝ってくれない相手でもそこまで不満はたまりません。
これが自分の精神的な面も受け入れて来てくれたはずの恋人が結婚相手になっていた場合、結婚後以前のように優しくしてくれないことに対して段々と不満は溜まり出してしまいます。
恋人から結婚した場合はやはり、相手に対する期待値がとても高いのでその分それが叶わなかった時の落胆はかなり大きくなってしまいます。
結婚の条件だけを考えてした結婚であれば、自分が考えて条件以外は何も期待しないので落胆もしない、ということなのかもしれませんね。
条件を潰すようにする結婚は、年を重ね子供が巣立つ時に意味を成さなくなる危険性も
恋人時代の甘い理想像がない分、条件だけでした結婚は相手に不満を抱きにくくなりますがその反面そこには愛情が希薄になってしまうというリスクが伴います。
同じ空間でずっと一緒に過ごしていれば条件だけを考えて結婚してもいずれ情というものが湧いてくるものですが、そこに相手を労わったり守ったり、庇ったり、大切にしようという感情が発生しないまま結婚生活を重ねることは大変危険です。
夫側が働き盛りの頃はまだ良いですが、晴れて定年退職を迎え、子供が独り立ちをして夫婦二人の時間が待ち受けている老後にお互いの必要性がなくなってしまいます。
条件付きの結婚が愛情に発展せず終わってしまうことは、夫の稼ぎがストップした時点で家族の存在意義がなくなってしまうということです。
もし条件付きでの結婚生活のスタートを切ったのならばそこから相手への家族としての気持ちをゆっくり育てていくことが出来れば、本当の意味での夫婦になれるのではないでしょうか。
結婚生活は良いことを期待するばかりではなく、夫婦で育てていく努力をしよう
これまで結婚と恋愛を繋げて考えるべきかどうかや、結婚生活に求めるものによって感じるギャップの違いについてお話してきましたがいかがでしたでしょうか。
好きな人と一緒になることが必ずしも幸せとは限らないけれど、温かい家族として成立しないような結婚も良くないですよね。
理想はあくまで理想、お互いの不満ばかりを口や態度に出すことなく円満な家庭を作る努力をして行くことが出来ればそれこそが一番の幸せな結婚生活だと言えるのではないでしょうか。
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