これって私だけ!?生理前や生理中の感情が不安定になる原因と解決法

月に1回の生理は、何十年も女性が付き合って行かなくてはならないものです。また、生理前や生理中は情緒不安定になることもあり、悩んでいる方が多くいます。なぜそのような症状が起こるのかを知り、それを緩和する方法を解説します。

生理前や生理中に悲しくなったりイライラしたりと、気分が不安定になった経験はありませんか?

この憂うつ感を上手く表現できず、自分自身を責めたり、周りの人につい当たってしまったりということを繰り返している方もいるかもしれません。そうなるには理由があるのです。生理前や生理中になぜ情緒不安定になるのか、そしてそれを防ぐ解決法をご紹介します。

生理前や生理中の情緒不安定はPMSの症状だった

生理前や生理中に、気分が落ち込むなどの不安定な状態になることがあります。生理前や生理中以外にも頻繁にそのような状態が生じるならば、うつ病などの疾患も考えられます。

しかし情緒不安定になる時期が、生理前や生理中に限定されているのならば、PMS(月経前症候群)の可能性があげられます。

PMSとは具体的にどういうもの?

PMSとは、主に生理の1~2週間前から、気持ちが不安定になる症状が出現するといわれています。

心が晴れないだけではなく、イライラしたり周りに当たってしまったりなどと感情のコントロールが困難になることも特徴です。特に、生理前にそのような症状がひどくなり、生理が始めるにしたがって緩和して行くケースが多いようです。

PMSの症状は感情的なものだけにとどまりません。頭痛や吐き気がしたり、激しい肩こりが続くなど、身体的な面にも影響が出ることがあります。「心理的には不自由していないから大丈夫」と安易に考えるのではなく、PMSには身体の症状が出ることもあるのだと覚えておきましょう。

私だけじゃない?PMSを経験した女性の割合

生理自体は病気ではありませんので、不安感や身体の調子が悪い日々が続いても、「誰も私のことを分かってくれないだろう」と思いがちです。ときには、誰からもそんな話を聞いたことがないので、こんなに感情をコントロールできないのは、自分自身に甘いせいだと責めてしまうこともあるかもしれません。

しかし、ある製薬会社の調査によると、女性の約86%がPMSの症状を経験しているという結果が報告されています。決して、PMSに苦しんでいるのはあなただけではないのです。おそらく、あなたと同じように「PMSのつらさを言いたくても言えない」という女性は多いことがうかがえます。

生理前や生理中に情緒不安定になるのはなぜ?

女性だからこそ知っておきたい・ホルモンのしくみ

生理前や生理中に、なぜこのようなつらい症状が起こるのでしょうか?その原因は、女性ホルモンが影響しているといわれています。

女性ホルモンは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つで構成されています。卵胞ホルモンは気分の落ち込みを防ぐ作用があるのですが、黄体ホルモンは、情緒不安定になる作用を持っています。

生理前は、黄体ホルモンが増え、生理中の前半は卵胞ホルモンが少なくなるとされています。このホルモンのしくみによって、不安定さや感情のコントロールが効きにくい状態になる傾向があるのです。

女性の身体には、このようなホルモンのしくみが存在するため、日常生活に支障が出やすいと言うことができます。

PMSによる情緒不安定への対策法とは

PMSを嫌悪せず、受け止めることが大切

PMSの症状をできる限り軽減するためには、まず生理前や生理中に「この落ち込みやイライラ感はPMSによるものなのだ」と自覚することから始めましょう。

苦しい症状の原因がどこにあるかをきちんと知っておくことで、正体不明のつらさに悩まされたり、恐れを感じたりすることが少なくなると言えるでしょう。

自分自身をいたわり、癒すことを心がける

忙しく時間に追われた生活をしていると、ストレスがたまりやすくなり、生理前や生理中の不安定さやイライラ感を助長させるともいわれています。そのため、生理前や生理中にはハードなスケジュールを入れないことを心がけることが大切です。

毎日は無理な場合でも、「週末はリラクゼーションの日」などという特別な時間を設けることで、心に余裕が生まれるはずです。

体内からの対策法も重要

PMS対策というと、外側からのケアに目が行きがちですが、PMSになりにくい食生活をすることで、身体の中から改善していく方法もあります。

たとえば、カルシウムやマグネシウム類が含まれた食材(牛乳やほうれん草など)を積極的に取り入れることで、不安やイライラ感を緩和できることができると期待されています。

イライラ感が募ると、つい甘いものに逃げたくなることも多いものです。しかし、血糖値が急激に上昇すると、PMSの症状がひどくなるといわれているため、食べ過ぎには注意しましょうね。

PMSは自分自身と周囲からの理解が大切

PMSについての特徴や時期を理解することで、自分自身も症状が出そうなときを把握でき、情緒不安定になったとしてもその理由が分かるようになります。そのため、今後の生活に対する備えをすることが可能となります。心の準備を十分にしていると、自分の感情をスムーズに受け入れやすくなるのです。

また、家族など親密な間柄にある周囲の人たちに対しても、PMSの特徴をしっかりと伝えていくことで、「なぜイライラしているのか」や「なぜ急に周りに当たり出すのか」という理由を理解できるようになります。

お互いがお互いをよく見つめ合うことによって、今までと比べて、より良好な関係を築いていくことができるようになることでしょう。

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