二重は遺伝されやすい!優勢の法則によるまぶたの遺伝確率とは

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目がパッチリとしていて魅力的な二重まぶた、憧れている女性は多いですよね。…ですが、日本人には一重まぶたの人の方が多いのが現実。「両親は二重なのにどうして私は一重なの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?

二重まぶたには両親からの遺伝が大きく関係しています。この記事では、両親の遺伝を受けて二重になる確率や仕組みについてご紹介していきますね。また、遺伝以外で二重まぶたになる可能性についても一緒に見ていきましょう。

二重の遺伝子は優性!一重の遺伝子よりも優先して遺伝されやすい

学生時代に習った「優性の法則」は覚えていますか?優性の法則は、メンデルの行った実験により遺伝子を優性と劣性に分けたものです。優先して遺伝されやすい方の遺伝子を優性「A」とし、遺伝されにくい方を劣勢「a」として表しました。

まぶたの遺伝子もこの優性と劣性に分けることができて、二重まぶたの方が優性遺伝子の「A」、一重まぶたの方が劣性遺伝子の「a」とされています。

「Aa」なら「A」の特徴が優先して現れる

まずは優性の法則からサラッとおさらいしていきましょう。優性の法則では、どんな生物も常に2種類の遺伝子を持つとされています。「A」が遺伝されやすい優性遺伝子、「a」が遺伝されにくい劣性です。

生まれてくる子供は、父と母の持つ遺伝子からそれぞれ1つずつ遺伝子を受け継ぎ、計2つの遺伝子をあわせ持ちます。例えば、どちらも優性の遺伝子を持った父「AA」と、優性と劣性の2種類の遺伝子を持った母「Aa」の間に子供が生まれたと考えてみましょう。

この場合、父から受け継ぐのは確実に優性遺伝子の「A」ですが、母から受け継ぐのは「A」と「a」の2つの可能性がありますよね?もし生まれてきた子どもが母から劣性の遺伝子「a」を受け継いだ場合は、父の優性遺伝子と母の劣性遺伝子をあわせ持つ「Aa」として生まれてきます。

「Aa」のように優勢と劣性の2つの遺伝子を持った子どもが生まれてきたとき、優先して特徴に現れるのは優性遺伝子である「A」の方です。ですから、「A」が二重まぶたの遺伝子で「a」が一重まぶたの遺伝子なら、「Aa」の子どもにあらわれるのは二重まぶたであるということです。

遺伝子の組み合わせは全部で3パターン

優性と劣性の組み合わせで様々な遺伝子を持った子どもがうまれるとご説明しましたが、結局組み合わせの可能性として挙げられるのは「AA」、「Aa」、「aa」の3種類です。

どちらも優性遺伝子の「AA」 優性遺伝子の特徴が現れる
優性と劣性の遺伝子を併せ持つ「Aa」 優性遺伝子の特徴が優先して現れる
どちらも劣性遺伝子の「aa」 劣性遺伝子の特徴が現れる

つまり、一重まぶたの人が持っている遺伝子の組み合わせは「aa」のみだということ。

優性遺伝子である二重まぶたの遺伝する確率が、劣性遺伝子の一重まぶたよりも高いことがわかりますね。ですが、もちろん生まれてくる子どもに受け継がれる遺伝子の組み合わせは、両親の持つ遺伝子に左右されています。

両親の持つ遺伝子によって二重まぶたの確率は変動する

優性の法則についての予備知識ができたところで、両親の遺伝子が子どもの遺伝子にどのように遺伝していくのかを見ていきましょう。

両親とも二重なのか、それとも片親だけが二重なのか…。二人の遺伝子の組み合わせによる子どもの遺伝子は、次のように受け継がれていきます。

両親ともが二重まぶたでも一重まぶたの子どもが生まれる可能性あり

両親ともが二重まぶたであるからと言って、子どもも二重まぶたであるとは断言できません。先ほどご説明した通り、二重まぶたは優性遺伝子です。

優性遺伝子の特徴が現れている人には、遺伝子のどちらもが優勢である「AA」の人と、どちらか片方が優性遺伝子である「Aa」の人がいる可能性があります。

両親が二重まぶたで片親でも「AA」なら子どもは100%二重まぶた

両親が二重まぶたであり、尚且つどちらか片親の持つ遺伝子が「AA」のタイプであれば子どもの二重まぶたは100%の確率で遺伝します。

もし片親が「Aa」だったとしても、もう片親が「AA」であれば、生まれてくる子どもは「AA」である確率が75%、「Aa」である確率が25%です。ですが、どちらであったとしても優性遺伝子が存在している以上、特徴として現れるのは二重まぶただけです。

両親共に「Aa」なら25%の確率で一重まぶたの子どもが生まれる

両親が二重まぶただったとしても、どちらもが「Aa」の遺伝子を持つ場合なら一重まぶたの子どもが生まれる可能性があります。

「Aa」と「Aa」が親だった場合に考えられる子どもの遺伝子は、「AA」の場合が25%、「Aa」の確率が50%、「aa」の確率が25%となります。

つまり、一重まぶた「aa」の遺伝子を持った子どもは約4分の1の確率で生まれてくるということ。両親共が二重まぶただった場合でも、一重まぶたの子どもが生まるのは珍しいことではないのです。

片親だけが二重まぶたなら、子どもは二重でも一重でも珍しくない

片親だけが二重まぶただった場合はどうでしょうか?この場合も両親が二重まぶただった場合と同様、様々なパターンが考えられます。

二重の親が「AA」なら子どもの二重まぶたの確率は100%

両親ともに二重まぶたでなくとも、片親でも「AA」の遺伝子を持った二重まぶたの人であれば子どもは100%二重まぶたで生まれてきます。

この場合は「AA」と「aa」の交配になりますが、このとき生まれてくる子どもは100%の確率で「Aa」の遺伝子を持っていますよね。つまり、一重まぶたの子どもは生まれてこないことになります。

片親が「Aa」で片親が「aa」なら子どもの二重まぶたの確率は50%

同じように片親のみが二重まぶただったとしても、二重の親が「Aa」であれば、子どもの二重まぶたの確率は一気に下がります。

この場合の交配は「Aa」と「aa」。ここで生まれてくる子どもの遺伝子は、「Aa」が50%、「aa」が50%となります。この中で二重まぶたの特徴が優先して現れる組み合わせは「Aa」のみ。

つまり、一重まぶたと二重まぶた、どちらの可能性も平等にあるということ。もし二重まぶたの親の親族に一重まぶたの人がいれば、このパターンが考えられますね。

両親ともが一重まぶたなら二重まぶたの子どもは生まれない

二重まぶたの人が持っている遺伝子には「AA」と「Aa」の2パターンがありますが、一重まぶたの人が持っているのは「aa」の遺伝子のみです。

「aa」と「aa」の交配ですと、どうやっても生まれてくる子どもは「aa」のみ。つまり一重まぶたの両親から生まれてくる子どもは、優性の法則から言えば100%一重まぶたということです。

優性の法則が全てじゃない!二重まぶたは遺伝以外でもなれる

優性の法則は、生物の遺伝を語る上で欠かせない重要なポイントです。ですが、もちろん中には例外もありますから、優性の法則だけで子どもの遺伝を語りきることはできません。それに、二重の人の遺伝子の組み合わせが「AA」であるか「Aa」であるかなんて、誰にも分からないのです。

また、二重まぶたになるメカニズムは遺伝だけが関係しているものではありません。ここでは、遺伝子以外で二重まぶたに関係している要因についてご説明していきますね。

優性の法則に例外はつきもの

あらゆる生物の性質は絶えず変化しています。ですから、優性の法則にだってもちろん例外もあります。実際に両親が一重まぶたの場合でも二重まぶたの子どもが生まれた、という前例だって数えきれません。

「隔世遺伝」と言って、遥か先祖の遺伝子がなぜか自分の代に遺伝してしまう可能性もありますね。これは何らかの影響・理由によって、親世代の染色体に先祖の遺伝子が保存されていたことで起きるとされています。

他にも、身体に特別な障害や特徴を持っていた場合には子どもへの遺伝の仕方も変わってくるのです。ですから、優性の法則も絶対ではないのです。

二重まぶたは皮下脂肪の多さによって変わる

小さな頃は一重だったのに、大きく成長したら二重になった…という人は少なくありません。また、風邪をひいたときや寝起きに二重や一重になるという人もいるでしょう。

まぶたが二重になったり一重になったりにするのには、まぶたの下にある脂肪の量が関係しています。まぶたの脂肪が多いと、皮膚にもったりとボリュームが出て一重まぶたに見えます。対してまぶたに脂肪が少ないと、まぶたの皮膚が持ち上げられて二重まぶたになるのです。

ですから、二重まぶたの人でまぶたの皮下脂肪が多いと、まぶたが下がって奥二重のように見えますね。他にも風邪をひいてまぶたが腫れぼったくなったり、痩せたり太ったりして瞼の皮下脂肪の量が変わることによってまぶたの形は細かく変動していきます。

特に生まれたばかりの赤ちゃんはまぶたの脂肪が多いため、まだまだ一重か二重かの区別はつきにくいですよ。

一重まぶたはモンゴロイド(黄色系の人種)に共通する特徴

人の身体の形は、それぞれ暮らしている地域の気候や人種、民族などによって大きく変わります。肌の黒い人と白い人、金髪と黒髪が存在しているのと同じですね。

まぶたもその一つです。日本人は「モンゴロイド」と呼ばれ黄色系の人種に区別されます。モンゴロイドは基本的に顔に凹凸が少なく、「薄っぺらい」と言われる顔立ちをしています。一重まぶたであることも、モンゴロイドに特有の「薄っぺらい」顔つきの一環なのです。

そのため白人には一重まぶたが少なく、黄色系人種には一重まぶたが多いという統計があります。ですから遺伝子とはまた別問題として、人種的な理由でモンゴロイドの遺伝が濃い人には一重まぶたである確率が高いのです。

親族のほとんどが生粋の日本人であれば、一重まぶたになる可能性は大きいですよ。

まぶたの形は予測不可能!成長する間に二重になる可能性もある

遺伝子は子どもの特徴を左右する最も大きなポイントですが、遺伝子以外にも様々な要因で子どもの特徴は左右されます。もしも両親の遺伝子からは考えられない特徴を持った子どもが生まれたとしても、親同士が浮気や整形などを疑う必要はまったくありませんよ。

また、遺伝子の確率的に生まれてくる赤ちゃんが一重と分かっても、気にする必要はありません。「せっかくなら二重が良かった」と思うご両親もいるとは思いますが、ご説明した通りまぶたの構造は脂肪の量などでも左右されます。

一重まぶたの人でも「まぶたのマッサージを繰り返していたら二重まぶたになった」という前例だって少なくはありませんよ。

両親の特徴から子どもに遺伝する部分を予想するのは楽しいですが、遺伝が全てではないですから、あくまでも予想にとどめておきたいですね。

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