ストレス?病気?若白髪が生える理由と予防策

「白髪生えてるよ」と家族や友人に指摘されたことはありませんか?

白髪は加齢とともに増えるイメージがありますが、実は最近、若い人に「若白髪」が増えていると言われていて、早い人だと10代の頃から白髪が生える人もいます。

1本だけならまだしも、白髪が複数あるとショックですし、何が原因なのか気になるところです。しかし若白髪は正しいケアで直すこともできます。

そこで今回は、若白髪の原因やケアの仕方についてお話しします。

白髪が生えるのはなぜ?

まずはなぜ白髪が生えるのか、そのメカニズムについてお話しします。

髪はどうやって生えるの?

出来たばかりの髪の毛はみんな白い

髪の毛は、頭皮の中にある「毛球部」で作られるのですが、初めはまだ髪に色はなく、白い状態です。そのため、髪の毛が作られたばかりの時は、だれでも白髪なのです。その後髪の毛が作られていく過程で、色素細胞(メラノサイト)の働きで作られたメラニン色素が髪の毛に取り込まれて黒くなるのです。

白髪になるのは、この色素細胞が何らかの原因で働きが低下して髪の毛に色素が取り込まれないまま成長するため。その原因はもちろん人によって異なりますが、若い人にも当てはまるものがいくつかあります。

白髪は色素細胞のトラブルが原因

白髪になるのは、この色素細胞が何らかの原因で働きが低下して髪の毛に色素が取り込まれないまま成長するためです。その主な原因として、誰にでも当てはまるのが加齢に伴って色素細胞の働きが衰えるから。ですが、中には若いのに白髪が生えている人がいますよね。

実は加齢のほかにも、若い人にも当てはまる理由がいくつかあります。

若白髪が生える理由

若白髪が生える原因は次の5個あります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

一番多い原因・遺伝

若白髪で最も多い原因が、遺伝だと言われています。

両親の少なくともどちらかに若いうちから白髪があり、白髪が生えやすい体質を受け継いだというケースです。しかし若白髪の遺伝子自体が受け継がれるのではなく、白髪になりやすい生活環境や体質を受け継いでいることが多いといわれています。

白髪だけでなく薄毛など、髪の毛は異伝の影響が大きい部分です。とはいえ遺伝だから必ず自分もそうなるというわけではありません。詳しくは後ほどお話ししますが、髪に良い生活を送ると防ぐこともできるのです。

ダイエットによる栄養不足

色素細胞が働くためには、「チロシナーゼ」という酵素が必要不可欠なのですが、このチロシナーゼは栄養不足で減少してしまう酵素なのです。

最近は「○○だけ食べて痩せる」など、栄養が偏るダイエット法が若い女性を中心に流行していますが、こうしたダイエットは必要な栄養が偏ってしまい、メラニンを育成するための栄養素が不足してしまいます。

栄養不足は白髪が生えるだけではなく、髪が細くなってしまうので、健康な髪を作るたんぱく質などはしっかり摂りましょう。

ストレス

仕事や学校などで強いストレスを受けると、毛細血管が収縮し血行不良を起こします。すると毛根にある毛細血管まで血液が十分に届かないため色素細胞がうまく働かず、髪の毛に色素が送られなくなるのです。

現代社会は大人だけでなく子供の時から友人関係や厳しい受験などでストレスを感じやすい環境にいます。中には自分では気づかないところでストレスが溜まってしまう人もいるので、うまく発散できるようにしましょう。

睡眠不足

面白いテレビ番組が入っていたり、スマートフォンでネットサーフィンをしたりしていると、ついつい寝るのが深夜になってしまう・・・なんてことありませんか。

「夜更かしは肌に悪い」とはよく聞きますが、実は髪にも同じことがいえるのです。

人は寝ている間に疲れを取ったり、細胞が受けたダメージを回復したりしているのですが、寝不足だと紫外線などによる頭皮が受けたダメージを十分に補修できません。その結果色素細胞の育生が滞ってしまい、白髪が生えてくるのです。

また、夜10時から深夜2時までの間は成長ホルモンが多く分泌される時間なのですが、特にぐっすりとこの間に眠ることでより分泌されます。そしてこの成長ホルモンは健康な髪をはやすために欠かせないもの。

肌のためにも健康な髪のためにも、夜は早く寝るようにしましょう。

稀に病気の可能性も

上記4つの原因に心当たりのない人は、病気のために白髪が生えている可能性があります。主な病気に次の4つが挙げられます。もし体調がすぐれない場合は、病院に行って診察してもらいましょう。

悪性貧血

赤血球を作るのに必要なビタミンB12が不足するのが原因。下痢や腹痛、排尿障害に加え、白髪が生えてくる症状があります。

甲状腺疾患

甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺の機能が低下してしまう病気です。白髪、髪が細く抜けやすくなる、寒くないのに寒いと感じるといった症状が現れます。

尋常性白斑

皮膚の色素の一部が脱色する皮膚病で、原因は不明です。肌だけでなく、症状が頭皮に広がると白髪が生えます。

フォークト・小柳・原田病

血液中のリンパ球が髪の毛を黒くする色素細胞を破壊する病気です。頭痛や発熱など風邪によく似た症状が出るほか、耳鳴り、白髪、まつ毛が抜けるといった症状がおこります。

若白髪は治せる?

手っ取り早く染めるのもありですが、ずっと染め続けなければならないですし、もしできるなら黒髪を取り戻したいですよね。

白髪は抜いた方がいい?

よく「白髪は抜いたら増える」という噂を聞きますね。結論からお話しすると、その噂に科学的根拠は一切ありません。一度白髪を見つけると、意識が白髪に向いてしまうので、他にも少し見つかっただけで、増えたような感じを受けるのです。

白髪を抜くと一時的に解決したような感じがしますが、髪の毛を無理に抜くと、思った以上に頭皮にダメージを与えてしまいます。すると細い毛が生えてきたリ、しまいには髪の毛が生えなくなってしまったりするので、白髪は見つけたら抜かずにカットするようにしましょう。

白髪を防ぐために摂りたい栄養素

白髪は栄養不足も原因の1つですが、特に注意して摂りたいものがあります。

たんぱく質

髪の主な材料はたんぱく質です。たんぱく質には肉や魚、卵といった動物性たんぱく質と、豆腐や大豆などの植物性たんぱく質がありますが、動物性たんぱく質は脂っこいものが多く血行不良を起こしてしまうので、できるだけ偏らないように両方をバランスよく摂るようにしましょう。

チロシン

チロシンはあまり聞きなれない成分ですが、チロシナーゼと結びついてメラニン色素を作り出す原料となります。そのためチロシンが不足してしまうとメラニンを作り出すことができなくなり、白髪が生えてくるのです。

チロシンはチーズなどの乳製品や大豆に多く含まれています。チーズや豆腐、納豆を1日に50gから200g摂るようにしましょう。

ビタミン

チロシナーゼは、細胞を老化させる活性酸素で減ってしまいます。抗酸化作用の高いビタミンCやビタミンEを積極的に摂り、体内にできた活性酸素の働きを抑制しましょう。

ビタミンCは赤・黄ピーマンや柚子、パセリといった野菜や果物に多く、ビタミンEはアンコウの肝や筋子、イクラ、アーモンドなどに多く含まれています。

ミネラル

ミネラルの中でも特に不足しがちなのはカルシウムや亜鉛、銅。カルシウムは色素細胞を活性化させる働きがあり、亜鉛には髪の成長や細胞分裂を高める効果があります。

また銅は不足するとメラニンを育成する働きが弱くなってしまいます。カルシウムは乳製品や骨ごと食べる魚に、亜鉛は牡蛎、豚レバー、牛肉、卵黄に、銅は牛レバーやイカ、カニ、納豆に多く含まれています。

適度な運動、質の良い睡眠

先ほどお話ししたように、睡眠不足も白髪の原因です。例えば仕事で帰りが遅くなってしまうと、自分の余暇時間を取りたくて夜更かししたくなりますが、少なくとも午前0時までには寝るのがベター。

また単に早く寝るだけより、深く眠った方が成長ホルモンがより分泌されます。そのためには、軽くでも日中のうちに体を動かしておくと体が疲れて夜ぐっすり眠ることができます。

エレベーターではなく階段を使ったり、掃除で雑巾がけをしたりと、なるべく適度に体を動かし、夜はたっぷり寝るようにしましょう。

まとめ

これまで若白髪の原因や対応策についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?

白髪が見つかったときはショックですし、もう染めるしかないのかと諦めがちですが、実は規則正しい生活や食事の栄養バランスをしっかり見直したり、ストレスをうまく解消させることで、白髪は改善することができるのです。

新しい髪が伸びるリズムを考えると、効果を実感するまでに少なくとも2、3か月は続ける必要がありますが、規則正しい生活を意識して白髪にはもちろん、体にもいい生活を送りましょう。

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