白髪を抜いても黒い髪が生えてこないのはなんで?

鏡を見たときにちらっと見つけた白髪。白髪があると老けたように感じますし、気になるのでつい抜いてしまいたくなりますよね。

しかし抜いてからしばらくたった頃に、また同じところから白髪が出てきた!という人は少なくないのではないでしょうか。また白髪にまつわる話で、「白髪は抜いたら増える」という噂もありますし、それが本当だったら恐ろしいですよね。

白髪は抜いたら、もう黒髪には戻らないのでしょうか。今回はその真偽を検証していきます。

白髪が生えるのはなぜ?

まずは白髪が生える仕組みや生えやすい場所などについてお話しします。

白髪が生え始める年齢はいつから?

白髪というと中高年の方に映えているイメージがありますが、日本人の平均は、男性で30代前半、女性は30代後半で生えてくるといわれています。

ただ30代は白髪の本数が少ないので、それほど目立ちません。30代で生え始め、40代でまばらに生え始め、50代後半には髪の毛の半分ほどが白髪になるのが一般的と言われています。

髪が生える仕組み

髪の毛の根元には、髪の毛に色を付ける色素細胞があります。髪の毛はできたばかりの時、実は誰もが真っ白な状態のです。そこに色素細胞がメラニン色素を髪の毛に入れることで黒い髪になるのです。

白髪が生えてくるのは、その色素細胞に何らかの異常が出て黒髪を生み出すサイクルが崩れたとき。その原因はストレスや不摂生、栄養失調、そして稀に病気など様々あります。

白髪が生えやすい場所

白髪は人によって生え方が違います。全体にまばらに生えている人もいれば、同じところに集中している人もいます。

一般的に白髪が生えやすい場所は、フェイスラインや耳の後ろと言われています。フェイスラインは目に付きやすい場所にあるため、気づきやすいからだと考えられています。

このほか、白髪が生える場所は体の不調がある場所を示しているという見方もあります。例えば、頭頂部は胃腸、つむじは心臓や肺、右側頭部は腎臓、左側頭部は肝臓、後頭部は生殖器、耳周りは聴覚の不調、こめかみは眼精疲労を表しているという説です。

また分け目に多い場合は、紫外線の影響が考えられるので、帽子や日傘を使って紫外線から髪を守りましょう。

抜く?そのままにする?白髪を見つけたらどうするべき?

白髪を見つけたらすぐ抜いてしまいたくなりますが、これは正しいのでしょうか?

髪の毛を抜くと頭皮にダメージを与える

髪の毛は常に生え変わるもので1日に100本前後抜けるといわれていますし、白髪を抜くことに抵抗を感じない人もいるかもしれません。しかし伸びてい髪を無理やり抜くのは、思った以上に頭皮と毛穴にダメージを与えてしまいます。

毛穴からは複数の毛が生えているので、その毛穴が炎症を起こせば他の髪の毛にも影響が出ます。

炎症がひどいと髪の毛が細くなってしまったり、生えてこなくなってしまう可能性があるので、白髪は見つけても抜かずに、ハサミで切るようにしましょう。

白髪を抜いても予防にはならない

白髪を抜いても、何も対策をとっていなければほとんどの確率で白髪が生えてきます。

その訳は、その毛穴ではすでに色素細胞が死滅しているか正常に働かなくなっているため、メラニン色素が作られなくなっているから。

残念なことに、なんらかの対策を取らない限りは、白髪が生えた髪が黒くなる事はありません。

「白髪を抜いたら増える」は嘘

広く知られている噂に、「白髪を抜くと増える」というものがあります。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかしこの噂は科学的な根拠のない全くの迷信なのです。

白髪は黒髪の中ではより目立ちますし、一度気になったら他の白髪も探すようになるため、以前より白髪がよく見つかり、増えたような気がするだけなのです。だからと言って無理やり抜くのはNG。先ほどお話ししたように、見つけたらハサミでカットしましょう。

黒髪に戻すための正しいケア

白髪を黒く戻すためには、日常生活で気軽にできる対処法があります。

栄養バランスのとれた食事を摂る

現代人は飽食なのに栄養不足だといわれています。特に近年は食の欧米化がどんどん進んで、脂っこい食事を摂る機会が昔よりずっと増えました。

脂っこい食事は、血行を詰まらせて血流を悪くするので、髪に栄養が届きにくくなってしまうので控えましょう。

反対に黒々とした髪の育生に必要な栄養素もあります。それはたんぱく質と銅、チロシンです。

色素細胞がメラニン色素を作り出すのに「チロシナーゼ」という酵素が必要になるのですが、チロシナーゼの働きを活発化させるのが銅で、チロシナーゼと結びついて色素を作るのがチロシンなのです。また言わずも知れたたんぱく質は、髪の材料になるので、健康な髪の育生には欠かせない栄養素です。

健康な髪を伸ばす!質の高い睡眠をしっかりとる

人は睡眠中に、成長ホルモンを分泌しているのですが、成長ホルモンは細胞の代謝に関係していて受けたダメージを修復する働きがあります。

成長ホルモンは白髪にも関係しているといわれています。特にその分泌が活発になるのは、夜の10時から深夜2時までの間。この間にしっかり眠ることで、色素細胞やチロシナーゼを若返らせてくれるのです。

より質の高い睡眠をとるためには、眠る最低でも1時間前にはスマホやテレビを見ないようにしたり、カフェインを含んだ飲み物を控えたりしましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは血行を良くするので、頭に栄養がいきわたりやすくなります。

やり方は、両手の指の腹を頭皮にあて、痛すぎない程度に力を加えるだけ。耳の後ろあたりからはじめて、頭頂部、そして後頭部と指をずらしていきましょう。

特に頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」は自律神経を整えたり不眠を解消したりと、万能のツボと言われているので、そこも忘れずマッサージしましょう。いつでもどこでもできる頭皮マッサージなので、ぜひ試してみてください。

手っ取り早く隠したいときにお勧めの白髪染め

それでも白髪は一刻も早く隠したいもの。ドラッグストアに行けば種類豊富な白髪染めが並んでいますが、一度元の髪の色を抜いてから色を入れるうえ、使い続けるのでどうしても髪が痛んでしまいます。なのでなるべくダメージを少なくできるよう商品を選ぶことも大切です。お勧めなのは次の3つです。

まずは植物を使った白髪染め「ヘナカラー」。脱色しないですし、自然な感じに白髪を染めてなじませることができます。

2点目は部分用白髪隠しです。伸びてきた生え際や白髪が目立つ箇所に1日だけ色を乗せるもので、髪を痛めませんし、今日だけ隠したいというときに便利です。

3点目は白髪用ヘアカラートリートメントです。これは染料の入ったトリートメントで、毎日シャンプーをした後に使うことで少しずつ白髪を染めていくことができます。なるべく天然染料を選ぶようにしましょう。

どうしても白髪染めでしっかり隠したい!というときは、部分用リタッチがお勧めです。他の黒い髪のキューティクルにダメージを与えないので、髪全体が痛むのを抑えることができます。

まとめ

これまで白髪を抜いても黒髪が生えてこない理由についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

白髪を見つけたらつい抜いてしまいたくなりますが、抜いても白髪の改善にはつながらないどころか、頭皮を痛めてしまうことが分かりましたね。しかし、白髪は老化だから仕方がないのではなく、規則正しい生活や頭皮にダメージを与えないよう意識するだけで改善することができます。

若々しいキレイな黒髪をゲットするためにも、諦めずに頑張ってみてくださいね。

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