笑った後に目尻のしわができていたり、真剣にデスクワークをしたあと実は眉間にしわの痕が付いていたなんてことはないでしょうか?そのしわ、表情じわかもしれません。
年齢を重ねていく上でどうしても気になってくるのがしわの悩みですよね。今回はその中でも改善しにくい、表情じわの原因を見極めて対策や予防をしていきましょう。
表情じわとは?
表情筋と呼ばれる顔の表情を作るための筋肉が、収縮(緊張)することによってできるしわです。表情が戻った後にしわの後だけ残ってしまうものが表情じわですが、本来は一時的なものです。
表情じわはなぜできる?
表情じわは、前述したように本来は一時的なものですが、表情の癖でできている場合は深いしわへと悪化する恐れがあります。普段の生活では、実は表情筋はあまり使われておらず、年齢を重ねることで筋肉も衰えていきます。
表情筋が衰えることで、皮膚を支える力が弱くなります。表情の癖でついたしわは、皮膚が支えられていないのでなかなか消えないようになり、次第に深いシワへとなっていくのです。
コラーゲンの減少も原因に
コラーゲンやエラスチンは肌内部で生成される成分で、肌のハリや潤いを保つ役割をしています。年齢を重ねることで減少してしまうと、肌が乾燥しがちになったりたるみができて、表情じわがより目立つようになってしまいます。
表情じわの改善法【癖を見直す】
表情じわを改善するためには、自分にどのような表情の癖があるか自覚する必要があります。例えば家で、ふとした時に鏡を見る癖をつけたり、常に自分がどんな表情をしているか意識してみましょう。
ただし、表情じわを作らないようにと無表情でいると、さらに表情筋が衰えてしまい、たるみやフェイスラインの崩れなどしわ以外の悩みが増えてしまいます。
普段の自分の表情を知って、しわが今以上深くならないように気をつけましょう。
自分の癖を周りの人に聞いてみよう
自分の癖は、なかなか自分では気づきにくいですが、周りの人は気になっていることが多いです。特に、会話するときは目や顔を見て話すことが多いので、顔の癖があるかどうか周りの人に聞いてみましょう。その後も意識してもらえるのであれば、表情の癖が出た時に注意してもらうのも良いですね。
表情じわの改善法【保湿】
一時的である表情じわが深く残ってしまうのには、肌の水分量にも問題があります。肌が乾燥状態では小じわができやすくなったり、しわが深くなりやすくなるので、水分量を保つように心がけましょう。
できてしまったしわも保湿をすることで目立ちにくくなることもありますし、しわの予防にも保湿は効果的です。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた化粧品を使用するのもおすすめです。
肌を乾燥させる紫外線対策も忘れずに
紫外線を浴びることで潤い成分のコラーゲンやエラスチンが年々減少してしまい、肌の乾燥に繋がっていきます。また、紫外線により肌の表面が炎症を起こし(日焼け)乾燥してしまうこともあるので、紫外線対策は毎朝のスキンケア後行う癖をつけましょう。
表情じわの改善法【スキンケア】
最近のエイジングケア製品には、コラーゲンや保湿成分が配合されたものが多く、しわなどの悩みにも答えてくれます。浅めのしわであれば保湿成分が配合されているもので良いかもしれませんが、表情じわのような深いしわの場合はコラーゲンの生成を促す成分が配合されていると良いでしょう。
レチノールやビタミンC誘導体、ナイアシンやプラセンタなどが配合されている製品がおすすめです。
表情筋エクササイズでしわ予防
表情筋を適度に鍛えることで血行が良くなり、リンパの流れも改善されます。血流が良くなることでコラーゲンなどの生成もスムーズになり、しわ予防や改善に期待ができます。
ペットボトルを使うトレーニング
1,500mlのペットボトルに約100ml水を入れる
2,ペットボトルを唇で加え、10秒キープ
3,これを3セット行う
割りばしトレーニング
1,割りばしを奥歯で咥えたまま、口角を上げる
2,「い」の口で30秒キープし10秒キープ
3,これを3セット行う
表情筋エクササイズの注意点
乾燥や紫外線で傷ついた肌に過度な負担のかかるエクササイズは控えるようにしましょう。回数を守らないでやりすぎたり、顔を激しく動かすエクササイズを行うと、肌が伸びてたるみやすくなったり、余計な部分に負担がかかりしわの原因になる場合があります。
正しい改善法で表情じわを目立たなくしよう!
表情じわだけでなく、しわやくすみ、シミなども元をたどれば紫外線や乾燥が原因でおこる肌トラブルです。普段の生活からしわを作らないように心がけることが大切です。
また、深くなってしまったしわには美容クリニックなどでの治療も行うことができます。自分のケアで改善されない場合は、クリニックで相談してみましょう。