毛穴のトラブルは肌トラブルの代表格といっても過言ではないでしょう。
毛穴が目立たない方が美しい肌に見えるのは当然ですが、毛穴が開いて目立ってしまう目立つ人も多いのではないでしょうか。隠すのが難しい毛穴、どのようにすればうまく消すことができるのでしょう?
開いた毛穴をメイクで隠す?
開いた毛穴をメイクで隠そうと思う人も多いのではないでしょうか?毛穴をメイクで隠すのって結構大変、且つ無理がある方法なのです。
よ~く考えてみましょう。開いた毛穴の上からメイクをするということは、ファンデーション等メイク用品が毛穴の中を埋めるということです。もともと開いていた毛穴が更にメイク用品によって押し広げられ、返って目立ってしまう…そんな状況が起こってしまうのです。
毛穴カバー力の強いファンデーションや毛穴を隠せる専用のアイテムも多く出回っていますが、それらも案外使い方が難しいんです。
例えば、
・自分の肌の色としっかり合っていること
・肌の状態(脂性肌など)によっては、すぐ落ちてしまうなどして効果が得られない
・乾燥肌・敏感肌などであれば悪化の原因になってしまうことになる
などという難しさがあります。
毛穴が目立つから隠したい。隠したいからファンデーション等を厚めに塗りたくるという行為に出る。結果、厚塗りになって全体的に不自然な仕上がりとなる。
メイクによる毛穴隠しは、こんな悪循環に陥ることも珍しくありません。
確かにメイクにてうまく隠せている人もいるとは思われますが、多くはそれほどキッチリ隠せるものではないので過剰に期待しないようにした方がいいでしょう。
毛穴が開いて見えるのはなぜ?
知らず知らずのうちに開いてしまった毛穴。気付いた時にはすでに開ききってしまっているなんてことも多いものです。では、何故毛穴が開くのか…毛穴が開く原因についてみていきましょう。
皮脂の過剰分泌
必要以上に分泌される皮脂が毛穴を広げます。乾燥肌や敏感肌の人にはあまり見られない原因で、脂性肌の人の多くみられます。
角質や皮脂のつまり
皮膚表面にある汚れや古い角質、分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまうこともあります。結果、それらによって毛穴が広げられてしまうということになります。
皮脂や汚れなどが混ざり合いと酸化、結果的に毛穴が黒く変色し余計に目立つこととなります。
加齢によるたるみ
歳をとることで肌の潤い成分「コラーゲン・セラミド」などが減少すると、肌のハリが失われることとなります。これにより肌はたるみ、それとともに毛穴も一緒にたるんで(伸びて)いきます。
皮膚が重力で下に伸びるため、この場合の開きは毛穴が楕円の形になるのが特徴です。
乾燥
乾燥による毛穴の開きには、
・潤い成分が奪われキメが荒くなること
・肌のターンオーバーが乱れ福井角質などが体積すること
などが原因となります。
いったん開くと汚れが溜まりやすくなるので、それが更にまた毛穴を開かせてしまうことにもなります。
有効成分で肌に弾力を取り戻そう
開いた毛穴を縮めるには、弾力のある肌を取り戻さねばなりません。
肌にはもともとコラーゲンやエラスチンといった弾力成分が豊富に入っています。ただ、加齢などによって減少してしまう傾向にあるので、減ったなと感じたら外から補ってあげないといけません。
減ったらそのまま放置。それでは、肌は弾力を取り戻せませんので、それら弾力成分の入ったコスメを使いましょう。
一度減った弾力成分を急に増やすのは不可能です。毎日のケアが必要とされるので、根気強く続けていかないとなりません。しばらく続けて少しずつ良くなっていくものなので、1日2日続けてダメだったからといってスグにやめることのないよう心がけてください。
たるみを防ぎ、肌が重力に負けない力を持つためにもコラーゲンやエラスチンといった成分が入っているコスメを使用するということは大切です。
毛穴のトラブルは根本から治そう
一時であれば、メイクで隠すことも可能でしょう。ずっとそれだけで隠し通すというのは無理があるというもの。そのままでは、いつまで経っても毛穴の開きは治りませんし、肌のためにも良くないので、あまりオススメができません。
弾力のある肌には保湿成分に特化したコスメを選びます。化粧水だけに頼るのではなく、なるべくなら美容液や乳液・クリームなども併用するとより効率よく保湿することができます。
いろんなメーカーのものを使うよりも、1つのメーカーのもので揃えた方が効果もでやすいです。
ただ、他人が使って効果が出てものであっても、それが自分にとって効果的なものであるかどうかは分かりません。使ってみて「合わないな」と感じたときはスグに止めるということも、肌を守るための重要事項ですよ。
女性であれば、キメの細かい透明感のある肌は憧れの的。
毛穴のない美しい肌を目指したいのであれば、メイクで見た目だけ改善するのではなく、毎日のスキンケアでしっかり根本から肌を改善していきましょう。