しこりがあるケロイド状のニキビ跡、原因や治療法について

ニキビが原因でニキビ跡が悪化し、肌がケロイド状になることがあります。火傷などが原因で起こることが多いのですが、何度もニキビが同じところに出来る、炎症が強くなるなど、肌に大きなダメージがかかってしまった際にも起こります。

今回は、ニキビ跡がケロイド状になる原因や治療法や予防法について解説します。

ケロイドとはどんな状態?

ケロイド状とは、赤みを持ち、火傷痕のように凸状に盛り上がっている状態です。皮膚へのダメージを回復させる際に、過剰に回復機能が働き、凸状のしこりが形成されます。

通常、ケロイドの原因は皮膚が強くダメージを受けることですが、体質によってはケロイドができやすかったり、皮膚が薄い部分にはできやすい傾向があります。

ケロイドにはいくつかの種類があります

真性のケロイド

緩やかに傷の範囲を超え拡大していきます。小さな傷から派生することもあり、赤みが強くかゆみを伴います。

肥厚性瘢痕のケロイド

前述したように、肌の回復機能が過剰に働くことで出来るものです。傷の範囲内に生成されます。

成熟瘢痕

肥厚性瘢痕の赤みが取れて出来たり、傷跡が成熟化した時の状態です。過去に傷・炎症が起きた部分に突然現れることもあります。

ニキビが原因でケロイドになることも

火傷だけでなく、ひどい炎症を起こしたニキビでもケロイド状になることがあります。ケロイド体質の方は小さなニキビからもケロイドができる可能性はありますし、炎症がひどかったり化膿しているなどの重いニキビの場合、肌深部までダメージを受けてしまうことがあります。

肌深部まで受けたダメージにより回復機能が正常に働かず、凸状になってしまいます。ひどい炎症を起こす前に早めの治療が大切ですね。

フェイスラインには要注意

ニキビからくるケロイドは、フェイスラインに発生しやすいため注意が必要です。皮膚が薄い、皮膚が引っ張られやすい部分によく発生しています。ケロイド体質の方は、フェイスラインにニキビができた場合は、なるべく早く皮膚科に相談しましょう。

できてしまったケロイド状ニキビ跡の治療法は?

それでは、すでにケロイド状のニキビ跡に悩んでいる場合は、どのように治療すれば良いのでしょうか。そもそも、手術や火傷などでもできるケロイドを治療することは可能なのでしょうか?

塗り薬

炎症を抑えてくれるステロイド系の軟膏や、血行を促進するヒルドイドクリーム・軟膏などの保湿剤(ヘパリン類似物質)が処方されることが多いです。

内服薬

内服薬では抗アレルギー剤(リザベン・トラニラスト)の使用が一般的です。また、漢方の柴苓湯(さいれいとう)には、ステロイドのような消炎作用や免疫調整作用が認められているので効果が期待されています。

圧迫療法

痛みや痒みを軽減させるシリコンジェルシートで大きなケロイドを押さえつけ、より拡大しないように防ぐ治療法です。包帯やスポンジなども使用されます。

注射

ステロイド薬の局所注射でケロイドを小さくする方法です。実際にステロイドを塗るよりも効果は期待できます。ただし、やりすぎると皮膚が凹んでしまう場合もあり、ニキビからくるケロイドに使うのはニキビが悪化する場合もあります。

レーザー

ケロイド部分をレーザーにより縮小させていったり、赤みを取り除くなど状態によって複数のレーザーを使用します。ケロイドの状態や体質によっては、悪化することもあるので注意が必要です。

手術

凸状になっている部分をくり抜くように切除することもできます。基本的には大きなケロイドに対して行われる治療法ですが、少なからず傷跡は残ります。

ケロイド状ニキビ跡を作らないための予防法

ここからは、今後ケロイドを作らないための予防法について紹介します。ニキビからケロイドになってしまう場合、体質もありますのでニキビができにくい体づくりが大切と言えるでしょう。

バランスの良い食生活が大事

体の基本は食事です。栄養バランスが整っていないと、体の健康を保つことはできませんし、お肌も同じです。少なくてもお肌に必要な栄養をしっかり摂るようにしましょう。

・ビタミンやミネラルを摂ること

・良質なタンパク質を摂ること

・オメガ3脂肪酸を摂ること

質の良い睡眠をしっかりとる

寝ている間に成長ホルモンが分泌されることはご存知の方も多いかもしれませんが、その際にお肌のターンオーバーも活発になります。長く眠れなくても良質な睡眠をとれるように心がけましょう。良質な睡眠のために、寝る前にPCやスマホの光を見ないように気をつけてくださいね。

軽い運動を日常に取り入れる

ストレス解消にもなる軽い運動を取り入れることは、お肌だけでなく健康にも良いので無理をしない程度にチャレンジしてみてください。普段駅でエスカレーターやエレベーターを使っているならば階段にするなど、少しずつ取り入れることができれば良いですね。

間違ったケアでは肌の状態をさらに悪くしてしまうことも

ニキビがあるからと油分(クリームなど)を全然使わなかったり、安いスキンケアを使っていたり、実は汚れが取れていないなど、スキンケアが間違っているとニキビができやすくなってしまいます。正しいスキンケアをして外側からも綺麗なお肌を目指しましょう。

これが正しい洗顔法

洗顔フォームはしっかり泡だてましょう。水が多すぎるとキメが粗くなるので少しずつ水を足しながら、キメ細やかなふわふわ泡をたっぷり泡だてましょう。

泡を顔に乗せる順番は脂っぽさが気になるTゾーンから。Uゾーンは乾燥が気になる部分なので、最後に乗せます。全体的に優しく泡で洗ったらしっかりすすぎましょう。髪の生え際などに泡残りがないように注意してくださいね。

ケロイド状は時間をかけて治療していこう

ケロイド状のニキビ跡(肥厚性瘢痕)は数年経てば自然に良くなるとも言われています。注射やレーザーなどの治療法もありますが、下手に患部を刺激すると悪化したりあまり綺麗にならなかったりとデメリットもあります。

それに比べて、軟膏やクリームなどは時間はかかりますが徐々に綺麗になっていくので、気になるニキビ跡も根気強く時間をかけて治療していってくださいね。

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