NHKあさイチでこうじ酵素が登場?酵素の効果を徹底解説

酵素がダイエットや身体に良いとさまざまなメディアで取り上げられて話題になっていますよね。NHK「あさイチ」という番組でで取り上げられていたのは、こうじ酵素のことではなく酵素のことでしたが、特集されるほど酵素やこうじ酵素サプリが注目されていることに違いはありません。

しかし、NHK「あさイチ」の番組内で酵素について取り上げられた内容について少し誤解を招くのではないかというような意見もあったようなので、実際のところはどうなのか詳しく調べてみました。

酵素はダイエットや身体にいいのか

企業の販売サイトや芸能人や個人などいろいろな人のブログ、テレビや雑誌などのメディアでも「酵素は身体に良い」「こうじ酵素はダイエットに効果的」ということが記載されていたりします。中でもこうじ酵素は人気が高く、これまで100万個以上売れているとNHKではなく他のテレビでも取り上げられています。

ですが、酵素やこうじ酵素は身体に良いから積極的に取り入れようと言われても、本当に身体に良いのか、どうして酵素やこうじ酵素がダイエットに良いのか気になる人もいると思います。

しかも最近は、通常の酵素よりも製造過程において加熱処理をしていない発酵食品である生酵素のほうが良いというようなことが言われていることが多いのです。NHKのあさイチでも酵素について特集されていて話題を呼びましたが、本当のところはどうなのか見ていきましょう。

酵素が身体に良いと思っていた人には衝撃の内容

2012年の4月23日に放送されたNHK「あさイチ」で「徹底調査!酵素の実力」という特集が放送されたのですが、この特集の内容が衝撃的でびっくりされた方も多いのではないでしょうか。あさイチに出演していた解説者、愛知学院大学教授の大澤俊彦さんが「食事で酵素をとっても、体内にはほとんど吸収されません。」と発言したのです。

この発言を聞いて「酵素って効果がないの!?」とショックを受けた方も多いのではないかと思います。酵素やこうじ酵素を摂取している人もそれじゃあ今飲んでいるサプリは意味がないの?と不安になったと思います。

実際にスタジオでもこの発言で騒然となり放送ました。司会の方も「酵素を食事でとっても、体には意味が無いんですか?」という質問をしていましたし、放送後に問い合わせや質問などが殺到したと言われています。

酵素48~53度で動かなくなるって本当なの?

酵素が壊れる温度というのは種類によって違います。酵素と言ってもさまざまなものに含まれていますが、NHKの特集ではキウイフルーツの実験結果を基に酵素の働きを説明していました。

キウイの酵素は特殊な特性があるのですが、体内にも元々存在する酵素はその他の果物や野菜、肉などたくさんの物に含まれているので、酵素だけを例に、酵素の特徴を説明するのには少し無理があるかなと思います。

一般的には酵素のほとんどは48~53℃で壊れ始めるとされていますが、大きな範囲の中では48~70℃で壊れるとされていますし、NHKの番組で大沢教授も「酵素というのは30~60℃まで活性化し70℃以上で働かなくなる」と説明していました。

つまり、酵素は70℃までは働くということです。確かに酵素は熱に弱く、~度以上でダメになってしまうという意見を良く聞きますが、1つの酵素の特徴だけを取り上げてそれを結論付けたのが誤解を生む結果となってしまったのではないでしょうか。

食物酵素がそのまま吸収されることはほとんど無い

酵素を飲んだり食べ物を食べたりすることで、酵素を補うことができると思っている人が多いですが、もともと酵素じゃないものを飲んだり、食物に含まれる酵素を摂取しても酵素を補うことはできません。そのため、あさイチ内で大沢教授が「酵素をとる意味はない」という発言をした理由も分かります。

だからと言って酵素を飲んだり、こうじ酵素といった酵素サプリを摂取することに意味がないわけではありません。酵素は事前消化にとても役に立つからです。酵素摂取することで消化が良い状態にしてくれます。

食物酵素は、他の栄養素に働きかけて栄養素を強化してくれたりする効果もありますし、新しく栄養を作り健康な体につなげてくれる効果があります。酵素やこうじ酵素を摂取することで体にいろいろなトラブルを改善したりできる可能性があるのです。

酵素を摂取することで、陳代謝酵素が活性化される、発がん性物質を解毒する体内酵素が増加することなども説明されていました。「健康にとって、意味が無いわけでは無い」という風に大沢教授も番組終了前に説明したのですが、番組の途中だけでは視聴者に伝わらず、途中だけを見た人にとっては酵素=意味がないという風に伝わってしまったかもしれませんね。

酵素が胃酸で働かなくなるって本当?

番組内では、キウイのグラフを用いて「胃のなかに入ってしまうと 酵素そのものが分解されてしまうので酵素摂取の効果はない」とされていました。酵素は人間の細胞を作るためにかなりの種類がありますので、胃酸で分解されたように見えてもそうでないものもあれば、胃酸で活性化する酵素もあります。

確かにキウイに関しては酵素が胃のなかに入ると分解されるのかもしれませんが、キウイという1つの酵素のみの実験結果をもとに「こうだ!」と断言するのは無理があります。

1つのことですべてのことを断定するように説明したために誤解を招くようなことになってしまったのだと思いますが、こうじ酵素サプリの場合は生きたままの酵素を体内に届けることができると言われていますし、酵素は分解されるから外から摂る意味がないということはないと言えるでしょう。

酵素のことを簡単にまとめると

NHK「あさイチ」ではキウイの酵素について紹介していましたが、酵素の種類は本当にたくさんあり、タンパク質分解酵素だけでも9千種類以上あると言われています。酵素には数えきれないほどの種類があるため、酵素を含む食品の1つだけを取り上げて酵素の特徴を紹介するというのは少し無理があったと言えるかもしれません。

番組を見て効果がないの?とびっくりした方も少なくないと思いますが、酵素をどのような目的でとろうとしているのか、もしくはとっているかによって変わってきます。体内の酵素を補うために食べ物を食べたりしても酵素を直接補うことは出来ませんが、酵素は抗酸化食物の代表です。

今回あさイチでは数ある食べ物の中から一例を取り上げて紹介しました。それに関しては間違いではないと思いますが、特殊なものですべてのことに当てはまることではありません。中でも生きた状態で体内にこうじを届けてくれるこうじ酵素はダイエットに有効とされています。

酵素やこうじ酵素を食事やサプリ、ドリンクなどから酵素を摂取することは有効ですし、摂取すると疲労回復やダイエットに効果的というのは間違いではないと言えそうです。今現在酵素やこうじ酵素サプリを飲んでいる方はぜひそのまま続けてくださいね。

補足

NHK「あさイチ」とは?

HK総合テレビで暮らしに役立つ情報を毎日生放送で月曜日~金曜日まで紹介してくれているテレビです。テレビを見てくれる方々が“一番欲しい”情報がつまった、“市場”のような活気ある番組にしたいという願いからスタートした番組だそうで、そのコンセプト通り毎日新しい上場を提供してくれています。

愛知学院大学の大澤俊彦教授はどんな人?

大澤俊彦さんは食品成分化学、食品機能評価法、食品機能など主に食品を担当している教授で、これまでにもいろいろな研究を積み重ねて新しいことを開発してきました。最近では、「チョコレートは健康にいい、血圧低下に効果がある」という研究を発表し、チョコレートは糖分が多いから体にあまり良くないというイメージを大きく変えたことでも有名です。

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