シミやそばかすに悩む人は、コンシーラーが手放せませんよね。でも、今使っているコンシーラーが、自分に本当に合っているものかどうかを考えたことはありますか?
この記事では、コンシーラーの種類を紹介しながら、シミやそばかすをカバーできるコンシーラーを選ぶためのポイントをお伝えします。
いくつ知っていますか?コンシーラーの種類
ファンデーションや下地とは違い、コンシーラーの使用量は毎回ごくわずか。買い替えの頻度が低いと、どうしてもさまざまな種類があることを知る機会が少なくなりますよね。
コンシーラーには4つのタイプがあり、それぞれ形状や使用感が違います。
ペンシルタイプ
パッと見、肌色の色鉛筆なのが、ペンシルタイプのコンシーラーです。繰り出し式のものもあります。4種類の中では、最も油分が少ないタイプです。
スティックタイプ
リップスティックのような形状をしているのが、スティックタイプのコンシーラーです。最も使用感が硬く、伸びやすいとはいえません。ただ、カバー力は抜群です。
クリームタイプ
クリームタイプのコンシーラーは、小型のビンやチューブ状になっていることが多いでしょう。手やスポンジ、筆にとって使います。
リキッドタイプ
筆ペンになっていたり、チップ状になっていたりするのがリキッドタイプのコンシーラーです。使用感はクリームより軽く、ハイライト機能を持ったものもあります。
シミをカバーするコンシーラーの選び方
どのタイプを選べばよいか、それはシミの範囲や濃さによって違います。自分のシミやそばかすの特徴にあったコンシーラーを選びましょう。
ごく小さなシミならペンシルタイプを
頬の一部分だけにある、ちょっとしたシミが気になるなら、ペンシルタイプを選びましょう。ペンシルは細部を描くのに優れているうえ、油分少なめで化粧崩れしません。
ペンシルタイプは、硬いものを使ってしまうと肌に負担がかかります。購入時には必ず手の甲などで試して、無理なく描ける柔らかいものを選んで。
広範囲のシミならクリームタイプを
シミがかなり広い範囲に広がっているなら、クリームタイプのコンシーラーでカバーしましょう。下地のようによく伸びるので、頬全体に使っても違和感がありません。
スティックタイプを広範囲に使うと、どうしてもマット感が強く出てしまい不自然になりがち。リキッドではしっかりカバーしきれません。適度なツヤとカバー力を備えたクリームタイプが一番の味方です。
濃いシミを効果的にカバーするならスティックタイプを
濃いシミは、小さければ小さいほど目立ってしまいます。年月が経つうちにホクロ状になってしまったという人もいるのではないでしょうか。
そんな濃いシミをきちんとカバーするのが、スティックタイプの役目です。クレヨンにも似た使い心地で、しっかりとシミに色をのせてくれます。
ともすると「シミを隠している」ことがバレてしまいがちなスティックタイプは、つけてからきちんとぼかすことが何より大事。自然光のもとで鏡を見て、浮いていないか確かめましょう。
薄いシミを自然にカバーするならリキッドタイプを
肌の奥から浮き上がってくるようなうっすらとしたシミ。下地とファンデでどうにか隠れる程度だけど、やっぱり物足りない。そんな人にはリキッドタイプをおすすめします。
クリームより軽い使用感で、よく伸びてくれるリキッドタイプは、最も「そこに何かをのせている」ことに気づかれません。化粧直しも気軽に行え、いつもパーフェクトな肌を叶えてくれるでしょう。
そばかすをカバーするコンシーラーの選び方
頬に散らばるそばかすは、一つずつカバーするか、ざっと全体をカバーするかで使うべきコンシーラーのタイプが違います。より自然な肌へ導くものを選びましょう。
狭い範囲に少しだけあるそばかすにはペンシルタイプを
両頬に数個ずつそばかすが散らばるだけなのに、スティックやクリームのコンシーラーで広範囲を塗ってしまっていませんか。素肌感を失ううえ、化粧崩れがおきやすくなってしまう恐れがあります。
全部隠すなんてもったいない!ちょっとのそばかすなら、ペンシルタイプで隠しましょう。そばかす自体にオンするだけなら、化粧直しも短時間で済みますよ。
広範囲に散らばるそばかすにはクリームを
頬の広い範囲にそばかすが無数に広がっているなら、クリームタイプの出番です。BBファンデを塗るようにたっぷり使っても厚ぼったくならないので、まるでベールをまとうようにカバーしてくれますよ。
シミとそばかすのカバーに効くコンシーラーの色
コンシーラーを選ぶとき、種類と同じくらい迷ってしまうのが、その色ではないでしょうか。せっかくだから、シミやそばかすに最も効く色を選びたいですよね。
暗めの色を選ぶのが正解
シミとその周りの色を均一に整えるのが、コンシーラーの役目です。そこで注目してもらいたいのが、シミまわりの素肌。他の部分より、ちょっと暗めではありませんか。
素肌よりやや暗めのコンシーラーを選んだほうが、シミとまわりの肌を自然につなげてくれます。濃いシミ、濃いそばかすに悩む人ほど、暗めのコンシーラーを選ぶことを心がけましょう。
ファンデーションとも色を合わせる
コンシーラーが暗く、ファンデーションが明るすぎると、顔全体の印象がちぐはぐに!化粧浮きの原因にもなってしまいます。できれば、ファンデも暗めの色を選びたいもの。
コンシーラーとファンデーションは、ほどよいグラデーションになるように色を合わせましょう。「それじゃ美白にならない」と不満なら、パウダーで補整して。
2色、3色パレットタイプなら万能!
クリームタイプのコンシーラーには、パレットタイプが存在します。明るめの色と暗めの色を自分で混ぜ合わせ、素肌に近い色を作って肌へオンするのです。
なかでも白、明るい肌色、暗めの肌色が3色揃ったパレットを選べば、ハイライトのようにも使えて万能。1つ持っておくと、手放せないアイテムになることは間違いありません。
ファンデやハイライトも駆使して、つるりと整った肌に!
さまざまなコンシーラーの選び方をご紹介しましたが、コンシーラーでトラブルを隠しただけでは、のっぺりと均一的な印象になってしまいます。整った肌に見せるためには、他のコスメの応援が欠かせません。
とくに立体感をつくりだすファンデーション、きめやツヤを演出するハイライトは、シミやそばかすから視線を散らし、美を叶える心強い味方。コンシーラーと合わせて使い、美肌を完成させましょう!