妊活中ならアルコールは我慢!成功の喜びが不安に変わるのは嫌でしょ?

妊娠中や不妊治療中は、アルコールを控える、これは「常識!」と承知している人も多いですよね。では妊活中はどうなのでしょうか?まだお腹に赤ちゃんがいるわけでもないのに、我慢する必要はないから!と飲み会にもどんどん参加したりして・・・。

でもこれ、実はかなり危険な行為なのです。なぜ危険なのか?という所を紐解きながら、アルコールが妊活に及ぼす影響を説明していきましょう。

妊活中であるということはひょっとしたら・・・?

妊活中なら頑張った結果として「オメデタ」という可能性が

すぐにでも妊娠したい!と思い妊活をしている方なら、気がついていないだけで既に妊娠しているという「オメデタ」な状況も考えられます。

一般的に妊娠の初期症状が出るのは、着床した後の生理予定日一週間前くらいから、と言われています。具体的には身体がだるくなったり、胸が張ったりなどの症状ですが、妊娠初期と生理前の症状はかなり似ています。という事は、生理前だと思っていたら実は妊娠していた、という可能性も十分考えられるのです。

アルコールによる妊娠初期の胎児への影響は?

仮に、妊娠初期状況にも関わらず飲酒をしてしまった場合のリスクを理解しておきましょう。産婦人科医が妊婦にお酒を推薦しない理由は、色々な理由があるからなのです。

例えば、赤ちゃんが奇形になってしまう事や、未発達児や未熟児など健康を損なった状態で生まれてくるリスクを増やす、という理由からです。

なぜそのような影響が出てしまうかというと、アルコールを体内に取り入れる事で胎盤はアルコールを有害物として遮断せず、赤ちゃんに直接届けてしまうのです。

お腹の中にいる未熟な胎児の肝臓では、アルコールをうまく分解する事はできません。という事は赤ちゃんの体の中にアルコールが残った状態が続く事になります。これにより、赤ちゃんの健康や発育に様々な問題を引き起こすと考えられています。

胎児性アルコール症候群の恐怖!

胎児性アルコール症候群とは、飲酒によるアルコール摂取や、「アセトアルデビド」という有害物質の影響で、胎児の発育に様々な影響を及ぼす事です。

具体的には、発育が遅れる、脳の発育が不十分で言語や学習に障害を持って産まれてくる、などの症状の事です。注意欠陥やADHDと呼ばれる多動性障害なども、胎児性アルコール症候群が原因の一つです。

他にも、平たい顔つきになってしまう、頭や、鼻・耳・目・あごなどの顔のパーツが小さくなる、といった容姿への影響もあります。

先天性疾患である胎児性アルコール症候群ですが、欧米ではアルコール依存症の妊婦からの発生率が3割、との報告があがっています。これは、アルコール摂取量とリスクが比例しているという事なのです。

でも飲み会には参加したい!気をつければいいよね?

妊活中の飲酒にリスクがあるのは理解できた…。だけど飲み会にどうしても出席したい!そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

飲み会を断るのが気まずいなら絶対飲まない!タバコも避ける

仕事をしている女性なら、会社の飲み会や接待などはなかなか避けて通れない行事。毎月恒例の女子会などもそうですよね。「今、妊活中なので飲み会は欠席します」なんて言い訳、気まずくて出来ないかと思います。

飲むならソフトドリンクを、勧められても理由をつけ断る

もし、どうしても参加しなければいけない飲み会に出席した際には、飲酒だけは控えましょう。アルコールを控えて、ノンアルコールドリンクやソフトドリンクなどでその場をしのぐ事は出来るかと思います。ノンアルコールビールなどをこっそり頼める状況であればベストです。

もしお酒を勧められた場合は、「鎮痛剤を飲んだばかりだから今日はお酒が飲めない」「胃の調子が悪くて、医師から暫くは飲酒を控えるように言われている」「今日は車で来ている」などと理由をつけて断りましょう。

我慢できないほどのお酒好きなら思い切って欠席を選ぶ

飲酒が日々の習慣になっている、晩酌が当たり前になっている、などと言った「お酒好き」な女性にとっての禁酒は苦しいものかもしれません。周囲に流されてついついお酒を飲んでしまうかも…なんて方は、思い切って飲み会に参加しない!というのも一つの有効な手段です。

結論として妊娠中はもちろん妊活中も飲み会は我慢したほうが○

「妊娠中は禁酒・禁煙」は当たり前になってきていますが、妊活中のお酒の危険性はなかなか世の中で浸透していないのが事実です。「妊娠」がはっきりと分かるのは40日を過ぎてからという場合が多いので、やはり飲み会は控えていた方がベターかもしれません。

胎児への悪影響だけでなく妊活中の努力もムダになる?

妊娠中のアルコールのリスクは既に説明したかと思いますが、飲酒による悪い影響は赤ちゃんだけでなく、実はお母さんになる女性側のからだにも悪影響を及ぼすのです。

飲酒の習慣が妊娠率・妊娠力を下げてしまう

「活性酸素」というものが卵子の質を悪くすると言われています。

この活性酸素、かんたんに説明するとウイルスや細菌をやっつけてくれるもの。ただし、増え過ぎると体にとって必要な細胞も攻撃するようになってしまうのです。そして飲酒をすると、身体に入ったアルコールを異物とみなし肝臓で分解されますが、その分解する課程の中で大量に活性酸素が発生するのです。

その大量に増加した活性酸素が健康な細胞を攻撃すると、酸化ストレスがかかり、卵子の質を低下させるという原理なのです。さらには「一日2杯のアルコール摂取で不妊の割合が60%増加する。」というデータがアメリカ生殖学会委員会によって発表されました。

具体的なアルコールの種類については言及されていませんので、大柄なアメリカ人と体格が違う、小柄な日本人の女性に当てはめて考えた時に、厳密にどれくらいの量のお酒がNGなのかは定かではありません。

どうしても我慢できない?適量のワインなら妊活にプラスかも

もし、今日だけは飲酒をしたい!と我慢が出来なくなった時は、赤ワインならセーフかもしれません。

抗酸化作用の高い赤ワインは、活性酸素を制御する「ポリフェノール」が多く含まれているので、むしろ妊娠を促進してくれるとも言われているそう。

受精した時期の飲酒はセーフ、でもその後は絶対禁酒を!

なぜ受精した時期の飲酒がセーフなのかというと、受精した直後の「妊娠超初期」は胎盤が未熟なので、赤ちゃんの体にアルコールや服用した薬などが運ばれないからです。ですが、上記でもお伝えしたように飲酒は「胎児性アルコール症候群」のリスクが大変高いので、その後は心を決めて禁酒してくださいね。

お酒好きの私だから飲み会不参加はあり得ない!どう断る?

周囲の人から「お酒好き」のレッテルを貼られている場合、急にお酒の場を断るようになったら不思議に思われてしまいますよね。

素直に本当のことを打ち明けるか、それとも遠まわしに?

妊娠中でもないのに、お酒の場を断るのは少々言いにくい…。という事であれば、体調不良を言い訳に飲み会を欠席するのもありでしょう。他にも「妊活に向けて、お酒やめました。」と周囲に宣言してもいいかもしれません。

体調不良を言い訳にする場合は、心配される事は必須なので、会社の直属の上司にはきちんと事実を説明していた方がいいかもしれません。

「妊活中」ということを理解してもらえないなら多少のウソも

仮に、妊活中という事を話しても理解してもらえないだろうな…といった場合はどうする事が正解なのでしょうか?

例えば、男性ばかりの職場や、出産を経験していない女性が上司である場合。妊娠や出産を経験していない人にはなかなか理解してもらえない可能性が高いです。そんな状況なら、誰かを傷つけないウソなら、ついてもアリなのではないでしょうか?

「肝臓の数値があまり良くないので、断酒します」
「今、胃腸の治療中なのでお酒を暫く控えます」

など、周りに大きな心配をかけない程度のウソならセーフかと思います。

ママになる!真剣な気持ちで妊活するならある程度の犠牲はつきもの

「妊活」となると様々な制限がかかり、ストレスがかかるかと思います。禁酒・禁煙だけでなく、カフェインもやめなくてはいけなくなります。

さらには、周囲の人に対してウソや言い訳を用意しなければいけない…心が疲れ果ててしまいますよね。しかし、大事な赤ちゃんを授かる為に覚悟を決めて妊活をするなら、多少の犠牲は避けて通れません。

夫にも協力してもらい2人で軽い禁酒を

妊活の大きな一歩として「パートナーからの協力」もかなり重要になってきます。

男性も過度な飲酒は控えること!妊活に影響する可能性が

基本的に、男性の飲酒によるリスクや問題はないと言われています。

ただ、過度な飲酒により男性ホルモンの低下にともない精子の数が減るというリスクがあります。さらには、過度な飲酒は精子の遺伝子に損傷を与え、流産や早産を引き起こしてしまったり、胎児に奇形や染色体異常などの影響が出るといった事も指摘されているようです。

妻が禁酒しているなら夫は気づかいお酒を控えるべき

お酒好きな女性にとっての「禁酒」はかなりツラいものです。夫婦のどちらか一方だけが我慢をして、ストレスを溜めたり思い詰めたりしないように、二人で協力し合う事が大切になってきます。パートナーである夫ときちんと話し合い、妊活中・妊娠中のお酒にまつわるルールを作るのもおすすめです。

例えば「妻の前での晩酌は週に一度だけにする」や「生理が始まった日の“リセット日”だけ、夫婦でお酒を楽しむ」などと決めてもいいでしょう。

妊娠したら飲酒は絶対にNG!妊活中から禁酒になれておく

妊活中と違い、妊娠が確定したら飲酒は100%NGになります。妊活中から禁酒する事に慣れる事で、妊娠しても継続して自然と禁酒をする事が出来るのではないでしょうか?

まとめ

以上、妊活と飲酒の関係についてお伝えしてきました。

妊活中の飲酒に様々な影響があるという事がお分かり頂けたかと思います。好きなお酒を我慢するストレスの方が身体に悪影響なのでは?と思われるかもしれませんが、そのストレスよりもアルコールによる悪影響の方が、胎児への危険性が高いのです。

健康な状態での赤ちゃんを望むのであれば、飲酒の習慣を出来るだけ早くやめておいた方が懸命かもしれませんね。

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