シミやクマ、くすみ、肌荒れの赤みなど、肌の見せたくない部分を隠してくれるコンシーラー。
女性にとって強い味方なはずですが、コンシーラーをのせても上手くなじまなかったり、ムラになってしまったり、かえって肌荒れが目立ってしまったりといった経験はありませんか?
それはお肌が乾燥しているため。どんなコンシーラーを使っているか、またどんなふうに使っているかを見直す必要があります。ここでは、乾燥肌にスポットを当ててコンシーラーを検証してみました。
乾燥肌にコンシーラーはNG?
どんな人でもちょっとした肌トラブルは起きるもの。
コンシーラーはそれをカバーするとっても便利なメイクアイテムです。ただし、ファンデーションより顔料含有率が高いので、乾燥肌の人には少し注意が必要です。
顔料は肌の油分を吸収して乾燥させる傾向があるため、もともと乾燥肌の人はコンシーラーを塗ると余計にメイクがヨレやすく、肌の水分と油分を奪ってカサカサにしてしまう危険があります。
といっても、現在は乾燥肌を意識した保湿力のあるコンシーラーなど、いろいろなタイプが発売されているので、肌に合うコンシーラーを選べば大丈夫。また、使い方にも注意をすれば、乾燥肌でも効果的にコンシーラーを利用することができます。
タイプ別に検証
コンシーラーにはペンシル、スティック、クリーム、リキッドの4タイプがあります。まずはタイプ別に、乾燥肌にとってどのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
ペンシル
細いペンシル型で、小さなシミやソバカスをカバーするのに適しています。
固めで油分が少ないので、どちらかというと乾燥肌には不向き。ただ、広い面に使用するタイプではないので、ピンポイントでちょこっとカバーするなど使い分けてもよいでしょう。
スティック
口紅のようにスティック状になっているので、小さなスペースのカバー用に使用します。ペンシルほどではありませんが固めで油分は少なめ。乾燥肌の人が使う場合は、厚ぼったくなりやすいので厚塗りは厳禁です。
スティックを直に塗るのではなく、筆や指にとってぼかすようにのせるなど、塗り方に工夫をすれば使いこなすことも可能です。
ソリッド
固形タイプで、パレットに入っています。固めですが、保湿を考えて作られているものも多く、乾燥肌にも対応可能です。
広い面積をしっかりとした質感でカバーできるのがメリットです。使いやすいので、メイクに不慣れな人でもきれいに仕上げることができます。
クリーム
クリーム状なのでやわらかく、油分も多め。乾燥肌の人にはおすすめのタイプです。伸びもよいので、目の下のクマや大きなシミなど広い面積のカバーに適しています。
バー力は低めですが、保湿成分が含まれているものを選べばスキンケアとして活用することも。
リキッド
一番水分や油分が多く、乾燥肌の人でも使いやすいタイプです。先が筆のようになっているものや、リップグロスのようにチップ状になっているものがあり、クリームタイプより小さな面を繊細にカバーすることができるのがメリット。目元のカバーなどにも適しています。
以上のように、乾燥肌にはソリッド、クリーム、リキッドあたりが一番おすすめ。やわらかく、水分と油分が多めなので、カサつきを抑えて肌にスムーズになじむようです。
保湿力の高いおすすめコンシーラー
保湿成分が充分に含まれていて、乾燥肌の人でも安心して使用できるコンシーラーをピックアップしました。
「江原道」マイファンスィー モイスチャーコンシーラー
植物性のオイル、アロエベラ葉エキス、加水分解酵母エキスといった保湿成分がたっぷり含まれ、乾燥肌のメイクの悩みを一気に解決してくれるソリッドタイプのコンシーラー。
重ねづけしても滑らかな肌に仕上がるのが魅力です。合成色素フリー、石油系鉱物油フリー、パラベンフリーなので、肌にやさしいというメリットも。3色セットで、自分の肌色に合わせて調節できます。
http://shop.kohgendo.com/item/1010208/
「RMK」スーパーベーシック リクイドコンシーラーN
筆タイプの扱いやすいリキッドコンシーラー。ヒアルロン酸、アボカドオイルが配合されているので保湿効果も抜群。乾燥肌でも肌にしっとりフィットします。
偏光パール入りのテクスチャーがクマやくすみを明るく演出してくれるので、肌トラブルを隠すだけではなく、メイクのアクセントに使用してもOK。
http://www.rmkrmk.com/onlineshop/commodity/115/203021/
「24h」コンシーラUV
就寝時に目元に塗ってケアすることもできるという、乾燥肌にはもってこいのアイテム。ビワの葉、シャクヤクエキス、ボタンエキスなど、肌にやさしい植物エキスで保湿力を高めています。
天然成分のみを使用しているので、石鹸で洗顔するだけで落とせるのもうれしい。
http://www.24h-cosme.jp/products/detail.php?product_id=20
「NARS 」ラディアントクリーミーコンシーラー
とにかく肌への伸びがよいのがおすすめ。コンシーラー独特のダマになったり、ゴワついたりといった違和感が全くありません。肌へのつけ心地がよく、メイクくずれしにくいのも魅力。
スキンケア成分が含まれていて、肌にうるおいを与えながらカバーすることができます。
http://www.narscosmetics.jp/radiant-creamy-concealer/999NACRCC0001.html?dwvar_999NACRCC0001_color=7845012344#start=1
「ボビーブラウン」インテンシブ スキン セラム コンシーラー
冬虫夏草、インディアンツリーエキス、チシマザサ水といった自然のスキンケア成分をたっぷり配合。乾燥肌に潤いを与え、肌にハリとツヤを蘇らせるコンシーラーです。目元のクマやくすみもサッと塗るだけで解消できます。
http://www.bobbibrown.jp/product/14018/36818/intensive-skin-serum-concealer#undefined2
「キャンメイク」リップコンシーラー モイスト イン
唇の輪郭を自在に描くことができるリップコンシーラー。
唇は乾燥しやすいパーツなので乾燥肌の人は敬遠しがちなアイテムですが、これなら大丈夫。保湿成分や肌の水分を保つエモリエント成分が含まれているので、ふっくら潤いのある唇をキープできます。
http://www.canmake.com/lip/item_lip016.html
使い方のポイント
コンシーラーの使い方は、下地、ファンデーションの後(リキッドファンデーションの場合はファンデーションの前)に、気になる部分に塗るだけでいたってシンプル。
乾燥肌の人もちょっとしたポイントを抑えれば、さらにきれいにメイクを仕上げることができます。
下地の前のスキンケア
美しく仕上げるには化粧下地をムラなくしっかり塗るのがポイント。でも、乾燥肌が気になる人は、下地の前にスキンケアを忘れずに!
乾燥がひどい場合は、いつものスキンケアにプラスして、美容オイルを気になる部分に塗りましょう。目の下などにはアイクリームを塗ってもいいですね。
塗り方
目のまわり、小鼻のまわりなどヨレやすい部分はやわらかいリキッドやクリームで、シミやくすみは少し固めのスティックやソリッドを使うなど、パーツによって塗り分けるとよいでしょう。
乾燥肌の人は、厚塗りは厳禁。塗りすぎると、シワが目立ってしまったり、余計に乾燥が進むこともあるので要注意です。塗る際は、筆などでのせても、必ず指で周囲の肌となじませるのがコツ。力を入れずやさしくなじませ、まわりの肌との違和感をなくします。
仕上げ
コンシーラーを塗った部分を中心にパウダーで押さえましょう。コンシーラーが定着してヨレにくくなり、自然な仕上がりに。パウダーを叩くときは、パフを左右に動かさず、上から垂直に押えるように行いましょう。
保湿力の高いコンシーラーを選んで乾燥肌を克服しよう
乾燥肌の人がコンシーラーを使用する場合、保湿成分がきちんと含まれている物を選ぶことが大事。
お肌の隠したい部分に合わせて、ソリッド、クリーム、リキッドのようにコンシーラーのタイプを使い分けるなど、ちょっと工夫をして肌にベストな方法で使いましょう。
上手に使えば、むしろ乾燥肌が解消されて、美肌メイクに近づけます。