妊娠中の葉酸サプリ摂取で子供の自閉症リスクを減らすことが可能なの?

自閉症というのは、原因不明の脳の障害で先天的な原因で起こることから治すことは難しいと言われています。後天的になるものでもありませんので、子供がうまれる前に発症のリスクを減らすことが可能なのであれば、出来ることはやりたい!と思うのは当然のことだと思います。

100%防げるというわけではありませんが、自閉症の発症リスクを減らすことが出来るとされているものに「葉酸サプリ」があります。妊活中や妊娠中に摂取することによって発症リスクを低減させることが出来ると言われているのですが、葉酸サプリと自閉症の関係について調べてみました。

自閉症とは?

自閉症という言葉は知っているけれど、具体的な症状について知らないという人も多いと思います。自閉という言葉から殻に閉じこもるってこと?内気ってこと?と考える人も多いかもしれませんが、そうではありません。自閉症は先天性の脳機能の障害による発達障害です。

見た目にはわかりませんので、自分の子が自閉症だと気づくまでに時間がかかるという人も少なくないのです。そこで自閉症の症状や特徴について見ていきたいと思います。

自閉症の症状

自閉症の症状はいろいろなパターンがあるとされているので、人によっても違います。
軽い症状の場合は、見た目にもわかりませんし周りの人も気づかないことが多いので、少し変わった子だと誤解されることもあります。

特に良く見られる自閉症の症状に、自分から一方的な行動を取る、人とコミュニケーションが取れない、会話が出来ないというような症状があります。

その他「こだわり」の症状も多く見られます。物事に強いこだわりを持っている人が多いので、行動や興味の範囲が制限されることが多くなります。

自閉症の特徴

個人によって違いや程度の差はありますが、自閉症には大きく以下のような特徴があります。

コミュニケーションが取れない

自閉症の子は言葉が遅れたりすることも多いですし、まわりの人とかかわるのが苦手なことが多いので、コミュニケーションをうまく取ることが出来ず、対人関係がうまくいかないということも多いです。

こだわりが強い

特定のものや行為などに強く固執するという特徴があります。そのため、予想外の出来事が起こると適切な行動が出来なくなり、周りの人を困らせてしまうことも少なくありません。

知的能力の低さ

知的能力が平均よりも低いことが多いので、年齢相応のことが出来なかったり遅れることが多いです。

多動

少し目を離したらすぐにどこかに行くといったように落ち着きのなさも自閉症の特徴の一つです。多動症の症状と良く似ています。

自閉症と診断されるケース

個人差もありますし、発達障害と診断することで親御さんがショックを受けることも多いので、自閉症と診断する側も慎重になっているというのは事実ですが、以下の特徴が3歳までに確認されると自閉症と診断されることが多いようです。

人とうまく付き合うことが出来ない

・感情を表情んひ出すことが難しく、目を合わせて人と話すことが出来ない
・決まったルールに従ったり、集団で遊ぶことが難しい
・相手の言ったことがなかなか理解できない
・自分自身の感情を言葉で伝えられない
・話しに合う返事が出来ない
・たとえ話しを理解できない

強いこだわり

・同じような遊びを繰り返す
・同じところやものを見つめ続ける
・決まった順序でしか行動しない
・変化への対応が苦手

以上のような症状が3歳になってもある場合、自閉症と診断されることが多いようです。

自閉症の原因とされるもの

自閉症は親の育て方や性格でなるものではありません。

親が原因でなると言われていたこともあるようですが、科学的な研究から自閉症は先天的な原因で起こるということが明らかにされています。

先天的な原因とひとくちに言ってもいろいろあるかと思いますが、具体的にどのようなことが原因と言われているのでしょうか?自閉症の原因とされるものについて調べてみました。

遺伝子異常

自閉症は、さまざまな遺伝的因子が関与していると考えられています。日本でも2013年に自閉症の原因遺伝子が特定されたということが発表されています。

生まれ持った脳の先天的な障害、つまり染色体異常が原因とされていますが、まだわかっていない部分も多く治療法があるわけでもありません。ただ、遺伝によって自閉症になる確率は低いとされています。

飲酒・喫煙

妊娠をして飲酒や喫煙をしていると、自閉症を発症するリスクは上がると言われています。活性酸素が増える喫煙の場合は1.4倍にも上がるとい言われていますし、飲酒もお酒を飲むことで活性酸素が発生するのでリスクを高めるとされています。

妊娠すると喫煙や飲酒がダメ!というのを知っている人はほとんどだと思いますが、自閉症になるリスクを減らすためにも、妊娠中の飲酒や喫煙は必ず控えるようにしてください。

食事・有害物質

食事や有害物質も少なからず自閉症と関係していると言われています。自閉症の原因になると言われているのが「水銀」です。

水銀は魚介類に多く含まれていますので、妊娠中に生の魚介類を食べるのはあまり良くないと言われるのはこのためです。ファーストフードなど食品添加物を多く含む食品も出来るだけ控えるようにしましょう。

高齢出産

高齢出産と自閉症には何らかの関係がある可能性が高いとされています。はっきりとした原因が分かっているわけではないのですが、研究の結果で親の年齢も自閉症の原因の1つになるかもしれないという発表がされています。

親の年齢が上がると自閉症の子が生まれる確率が上がるという可能性は少なからずあると言えるでしょう。

ワクチンの接種

ワクチンの接種、つまり予防接種で子供が自閉症になるかもしれないということが問題視されていた時期がありました。中でもMMRワクチンが自閉症に関係していると言われていています。

関連性は決定づけられていないのですが、過去にMMRワクチンが原因で自閉症を発症した子どもがいたという論文が発表されたことがあったために、ワクチン接種が原因になることがあるという意見もあります。

自閉症のリスクを減らすには?

妊活中や妊娠中から赤ちゃんが自閉症になるリスクを減らすことが出来れば1番良いですよね。自閉症になるリスクを減らすためには、自閉症の原因になる可能性のあるものを避けたり、食生活を変えることが大切になります。

では、具体的にどのようなことをすればリスクを減らすことが出来るのでしょうか?
見ていきましょう。

飲酒・喫煙を控える

自閉症の原因でも述べた通り、妊娠中の飲酒や喫煙が自閉症の原因の1つになりますので、自閉症になるリスクを減らすためにも、赤ちゃんの健康を守るためにも、妊娠中の飲酒・喫煙は控えるべきです。人が喫煙している場も出来る限り避けることをおすすめします。

ビタミンやミネラルたっぷりの食事

食事は自閉症対策にとても大切になります。化学調味料や食品添加物がたくさん含まれている食事が多いですが、これらが多く含まれている食事を摂取しているとビタミンやミネラルを失うことになります。

ビタミンやミネラルは自閉症のリスクを減らすだけでなく、健康にも欠かせない成分ですので、野菜や果物を多めに食べて積極的に摂取するようにしましょう。

魚を食べ過ぎない

魚介類は妊娠中にあまり食べない方が良いと聞いたことがある方も多いと思います。

妊娠中に食べても良い魚介類もありますが、食中毒を避けるためにも刺身など火が通っていない生のものは出来るだけ避けることをおすすめします。出来るだけ火を通したものを食べるようにしましょう。

水銀などの有害物質が蓄積されている恐れがある

特に気を付けたいのが、自閉症の原因になるとも言われている「水銀を含む魚介類」です。魚介類の中で水銀を含んでいないのは貝類や甲殻類、青魚や白身魚(あじ、さば、かつお、さんま、いわし、鯛など)の魚です。

魚介類の中でも人気が高いマグロも水銀が含まれていますので、食べるのであれば制限することをおすすめします。

ワクチン接種は慎重に

自閉症の原因でも述べた通り、ワクチンが自閉症の原因の1つではないかという意見があるのも事実です。

ワクチンは赤ちゃんを感染から守る為に必要なものですし、自閉症との関係も正式には関係性については否定されているのですが、そのような報告が過去にあったことも事実ですので、ワクチン接種は慎重に行うようにしましょう。正しい知識を持ってワクチン接種をうまく活用することが大切です。

ストレスを溜めない

ストレスが自閉症と直接関係しているというわけではないのですが、ストレスを溜めることは良くありません。妊娠中体にも心にもいろいろな寝んかがあり戸惑うこともあると思いますが、出来るだけストレスを溜めないようにしましょう。

自閉症のリスクを避けるために気を付けたいこともいろいろとありますが、あまりに制限し過ぎて神経質になると、ストレスになってしまうこともありますので、そのあたりはストレスにならない程度にうまくコントロールするようにしてください。

葉酸サプリのリスク低減効果は?

自閉症のリスクを減らすのに良いとされている方法に「葉酸サプリ」の摂取があります。

葉酸は、妊娠中に積極的に摂取した方が良い栄養素として知られつつありますが、さまざまな研究の中で健康上の効果があるとされて注目されている栄養素になります。では、葉酸サプリにどのような効果があるのか、葉酸サプリが有効な理由について見ていきましょう。

ノルウェーの研究機関での研究結果

近年、妊活中から葉酸を積極的に摂取することが赤ちゃんの神経障害を起こすリスクを軽減させるということが知られるようになってきました。そのため、妊活中から葉酸サプリを摂取する人が増えています。

ノルウェーの研究機関での研究結果発表でも、妊娠4週~妊娠8週までに葉酸を摂取することで、自閉症のリスクを50%近く低下させることが出来るということが明らかになりました。

妊婦が1日400㎍の葉酸を摂取し続けた場合リスクが半分以下に

妊婦の葉酸必要摂取量は1日でだいたい400μgであると言われています。この必要量400μgの葉酸を摂取し続けることで赤ちゃんが自閉症になるリスクを約半分以下に出来るという研究結果が出ています。

摂取し過ぎるのは良くないですが、1日の摂取量である400μgを摂取し続けて葉酸不足を防ぎ、自閉症のリスクも軽減しましょう。

男性が葉酸を摂取することで染色体異常を30%減

葉酸は女性だけでなく男性にも効果的であると言われています。葉酸摂取量が多いグループとそうでないグループを比較した研究の結果、葉酸摂取量が多い男性グループの染色体異数性が30%低くなったという結果が出ています。

つまり、男性も葉酸を摂取することで自閉症などのリスクを軽減することが出来るということです。

自閉症を完全に防ぐことはできないがリスクは低くなる

葉酸の摂取は妊活中から行っていると良いのですが、特に赤ちゃんの脳が作られて細胞分裂が行われる妊娠4週~妊娠8週目の期間の摂取が大切であると言われています。

この期間に何か問題があると自閉症になりやすいと言われていますので、積極的に摂取するようにしましょう。葉酸によって完全に自閉症を防ぐことは出来ませんが、リスクは確実に軽減させることが出来ます。

男女共に葉酸サプリを摂取することはオススメ

前途した通り男性にも葉酸サプリは効果的ですので、夫婦共に葉酸サプリを摂取すれば、自閉症など発達障害になるリスクを減らすことが出来ます。
妊娠を望んでいる夫婦が葉酸を摂取することは、健康で元気な赤ちゃんを作るためにとても効果的で、重要なことなのです。

まとめ

今回は葉酸サプリと自閉症の関係について見てきましたが、いかがでしたか?

自閉症が遺伝で起こるケースはあまりなく、飲酒や喫煙などお腹にいる赤ちゃんが置かれる環境が原因になることが多いと言われています。
赤ちゃんが自閉症を含めた障害や病気になるリスクは出来るのであれば下げたいですよね。

葉酸サプリ摂取によって必ず防ぐことが出来るというわけではありませんが、葉酸サプリがリスク軽減の手助けになってくれることは確かです。葉酸サプリをうまく活用すると同時に、生活習慣や食事に気を付けて健康な赤ちゃんをうんでくださいね。

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