レトロコスメが注目されていますが、米ぬかも昔から美容に取り入れられてきました。米ぬかの持つパワーは江戸時代から知られていたんですね。
米ぬかパックは、どんな肌質の方にも使えて、即効性の高いもです。米ぬかパックの効果や、作り方など詳しく見ていきましょう。
米ぬかパックの効果
米ぬかには様々な美容効果があります。そのおかげでどんな肌質の方でも愛用しやすいです。具体的な効果はこちら。
オリザブランで保湿
米ぬかに含まれるオリザブランという成分は、肌の水分量を一定に保ってくれる効果があります。つまり高い保湿効果があるということです。
油分と水分のバランスを整えてくれるので、適度な油分は残し肌を保護してくれます。
ビタミンで美白
美白と言えばビタミンと言われるほど、美肌には欠かせないビタミンも米ぬかに含まれています。ビタミンが新陳代謝を上げて、肌のターンオーバーを正常にしてシミやくすみを防いでくれます。
美白効果のある成分として、フェルラ酸という成分も含まれています。フェルラ酸には紫外線を吸収して、メラニンが作られるのを防いでくれる効果があります。こちらも高い美容効果があることで知られ、化粧品の成分として使われることもあります。
毛穴すっきり
米ぬかはアルカリ性なので、毛穴のつまりをとかしてスベスベな素肌に近づけてくれます。
角質除去
ぬか袋でのマッサージや、米ぬかパックをすることでピーリング効果があります。
肌のくすみが取れ、ツルンとしたお肌になります。これは初回から感じやすい効果です。続けることで肌のターンオーバーも整ってくるので、どんどん綺麗なお肌に近づいていきます。
ちなみにぬか袋は、ぬかをガーゼでくるんで輪ゴムで留めると出来上がりです。ぬかは毎回交換したほうが衛生的です。
米ぬかの種類と選び方
米ぬかは玄米を精米するときにできるもので、「赤ぬか」「中ぬか」「白ぬか(化粧ぬか)」があります。米ぬかパックにはどの種類の米ぬかが良いのでしょうか。
白ぬかを選ぶ
美容目的で米ぬかを使用するときには「白ぬか」が適しています。白ぬかは米ぬかの中でのたった5%しか取れません。他のぬかよりもビタミンが豊富で、キメ細かいのでお肌にも低刺激です。
スーパーで売られている米ぬかは、糠床用に食塩や鷹の爪が入っていたりすることもあるので、購入するときには注意して下さいね。
白ぬかは循環式の精米機を持っているお米屋さんにはあるそうです。
米ぬかパックの作り方
米ぬかパックは脂性肌の人にも、乾燥肌の人にもおすすめですが、パックの作り方を変えることで、より自分お肌に合ったパックにすることができます。
米ぬかパックを作ったら、優しくマッサージするようにクルクルと肌にのせていき、5~10分放置し、優しくぬるま湯で洗い流してくださいね。
パックを塗るときに強くこすると、お肌を痛めてしまうので注意しましょう。それでは、それぞれのお肌にあったパックの作り方はこちらです。
脂性肌の人
スプーン1~2杯の米ぬかをぬるま湯でとく。ぬるま湯の量は自分の好みの固さになる分量でOKです。
米ぬかだけではパックしにくいという方は小麦粉を混ぜると肌になじませやすくなります。小麦粉の量が増えるほどサッパリした仕上がりになりますので、乾燥も気になる混合肌の方は米ぬか多めがオススメです。
乾燥肌の人
米ぬかとハチミツを1:1の割合で混ぜる。ハチミツのベタベタが気になる方は無糖のヨーグルトをプラスすると使いやすくなります。分量はお好みで調整して下さいね。
アトピーの人
アトピー肌の場合は、米ぬかパックは刺激が強すぎるかもしれません。米ぬかの善玉菌には傷ついた皮膚の修復を助ける働きがあり、お肌の再生力を高めてくれるので効果は期待できます。ただ直接パックするのではなく
・米ぬかをガーゼで包みぬか袋を作り、ぬるま湯をかけてぬか袋を優しくお肌にポンポンと押し当てるようにして、米ぬかのエキスを染み渡らせる。
・ぬるま湯にぬか袋を浸し、ぬか袋をもみ込む。米ぬかの成分が溶けだしたぬるま湯を少しづつお肌にかける。
この2つの方法があります。
注意点
米ぬかにはアトピーに有効な成分があるのは確かなのですが、どうしても人それぞれ合う合わないがあります。体質に合わない場合はアトピーが悪化してしまったり、皮膚がただれしまうこともあります。
お肌が敏感な方は、顔で試す前にパッチテストをするのがおすすめです。パッチテストの方法は、試したい米ぬかパックを少量つくり、腕にぬって1日置きます。腕が赤くなっていると、顔でも同じようにトラブルが起こる可能性があります。
まとめ
お米を使った化粧品は美肌効果が高く、芸能人でも愛用者が多いのでご存知の方も多いのではないでしょうか。米ぬかはお米の栄養成分がギュッと密に詰まったものです。
自宅でも気軽に試すことができ、効果の割りにコスパも良いパックだと思います。白糠はなかなかスーパーなどでは見かけませんが、ネット通販でも購入できるので一度試してみてはいかがでしょうか。
即効性があるので、困ったときの救世主になってくれるかもしれません。